南米先住民の神話
パラグアイ、ブラジル、アルゼンチン北部、アマゾン流域、そしてコロンビアの先住民が伝える神話の体系。アンデスのインカ神話とは別系統である。
大きく三つの層を含む。グアラニー・トゥピ(パラグアイ、ブラジル)、アマゾン諸族、そしてムイスカ(コロンビア)である。ムイスカはコロンビア・アンデスの高原に栄えたチブチャ語族の文明であり、アステカ・マヤ・インカと並ぶアメリカ大陸の高度な文明の一つに数えられるが、インカ帝国に組み込まれたことはない。
森が罰する
この体系の存在の多くは、過剰な採取を罰するという性格を共有する。
クルピーは森と野生動物を守り、狩りの過剰を罰する。チュリャチャキは過剰な伐採を罰し、人を密林の奥へ導いて帰り道を失わせる。ヤクママはすべての水生動物の母であり、漁師は漁の前にその許しを求める。アニャンガは仔を持つ雌を狙う狩人を狂気と熱病で罰する。
資源の管理が、恐れの形をとって伝えられている。 禁忌を語ることが、そのまま生態の掟になっている。
グアラニーの七人の子
グアラニーの伝承において、タウとケラナのあいだに生まれた七人の子が、それぞれ怪異となった。テジュ・ジャグア、ンボイ・トゥイ、モニャイ、ジャシ・ジャテレ、クルピー、アオ・アオ、ルイソンの七人である。夜の森の小人ポンベロは、この七人には含まれない。
七人を一組の兄弟とする形は、パラグアイの詩人ナルシソ・R・コルマンの詩『ニャンデ・イピクエラ』(1922)を通じて広まったもので、個々の怪異の伝承は本来たがいに独立していたとされる。
七人のうちジャシ・ジャテレのみが怪物ではなく、金髪の美しい小人として描かれる。昼寝の時刻に外で遊ぶ子供を口笛で森へ連れ去るという話は、危険な時刻に子供を外に出さないための戒めとして機能した。
記録の性格
これらの伝承の多くは、16世紀以降のイエズス会士とフランス人旅行者の記録を通じて知られる。アニャンガを悪魔と同定するなど、記録者の枠組みによる歪みを含む。
一方、口承は今日も生きている。パラグアイのグアラニー語は公用語であり、これらの存在の名は日常語として用いられている。
なお南米先住民の伝統は今日も継承されている生きた文化であり、本サイトの記述はその伝承に関する学術的な整理である。
この体系の神格・幻獣
33柱を収載(知名度順)
CREATURE
南米先住民の神話
マピングアリ
Mapinguari — アマゾン
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CREATURE
南米先住民の神話
クルピラ
Curupira — 森
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南米先住民の神話
ボチカ
Bochica — 文明化の英雄
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CREATURE
南米先住民の神話
カイポラ
Caipora — 森
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CREATURE
南米先住民の神話
サシ
Saci — ブラジル
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南米先住民の神話
バチュエ
Bachué — 母神
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CREATURE
南米先住民の神話
クルピー
Kurupi — 森
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CREATURE
南米先住民の神話
ボイタタ
Boitatá — 火の蛇
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南米先住民の神話
トゥパ
Tupã — 雷
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南米先住民の神話
チア
Chía — 月
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南米先住民の神話
チブチャクム
Chibchacum — 雨
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南米先住民の神話
チミニガグア
Chiminigagua — 創造
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CREATURE
南米先住民の神話
イアラ
Iara — 川
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CREATURE
南米先住民の神話
チュリャチャキ
Chullachaki — 森
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南米先住民の神話
フイタカ
Huitaca — ムイスカ
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CREATURE
南米先住民の神話
アニャンガ
Anhangá — 嵐
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CREATURE
南米先住民の神話
アオ・アオ
Ao Ao — グアラニー
PLATE
CREATURE
南米先住民の神話
ルイソン
Luison — グアラニー
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CREATURE
南米先住民の神話
モニャイ
Moñai — グアラニー
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CREATURE
南米先住民の神話
ボト
Boto — アマゾン
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南米先住民の神話
クアラシー
Guaraci — トゥピ
PLATE
南米先住民の神話
ジュルパリ
Jurupari — アマゾン
PLATE
CREATURE
南米先住民の神話
クカ
Cuca — ブラジル
PLATE
南米先住民の神話
ジャシ
Jaci — トゥピ