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PLATE — BACHUÉ
INCA · インカ神話
BACHUÉ

バチュエ

フラチョグア · Bachué · Furachogua

ムイスカの人類の母。イグアケ湖から赤子を抱いて現れ、成長した子を夫として地を人で満たし、蛇となって湖へ戻った。20世紀コロンビアの文化運動バチュエ主義の象徴。

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解説

概要

バチュエ(チブチャ語で「裸の胸の者」)は、ムイスカの宗教における人類の母である母神である。イグアケ湖の水から、赤子を腕に抱いて現れた。その子は成長して夫となり、地を人で満たした。現在のチキサ市——かつてサン・ペドロ・デ・イグアケと呼ばれた——の地域の神殿で崇拝された。

なおムイスカはコロンビアのアンデス北部の文明であり、本サイトではアンデス神話としてインカの体系に含めて扱う。

神話・物語

伝説によれば、人類を産むという目的を果たしたのち、バチュエと夫——鸚鵡の神——は蛇になって聖なる湖に戻った。

バチュエの物語は、スペインの年代記作者ペドロ・シモンが『歴史的報告』に記した。先住民は彼女をフラチョグア(チブチャ語で「善き女」)とも呼び、主要な神格の一つとして崇拝したという。シモンはまた、ムイスカがバチュエはときに冥界から戻って民を導くと信じていたとも記す。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。ロムロ・ロソの彫刻《バチュエ》(1925年)はコロンビア近代美術の代表作だが、20世紀の解釈である。

この女神を規定するのは、湖から現れ湖へ戻るという循環である。水から生まれた母が、役目を終えて蛇となって水へ帰る。ムイスカにとって湖は聖なる場所であり、グアタビタ湖の黄金の儀礼——エル・ドラードの伝説の起源——もこの観念に属する。

赤子が成長して夫になるという設定は、母と子だけから人類が生じたことを語る。近親婚の主題が、人類の起源に置かれている。

関わる神格・伝承

夫は鸚鵡の神。ムイスカの神々としては、創造神チミニガグア、太陽スエ、月チア、文明の英雄ボチカがある。

湖から現れる母神という主題は、ママ・オクリョがティティカカ湖から現れるインカの起源譚と対応する。

文化的足跡

ロムロ・ロソの《バチュエ》は、1920〜30年代のコロンビアにおける先住民の遺産の再評価——バチュエ主義と呼ばれる文化運動——の象徴となった。

なおアンデスとアマゾンの先住民の伝統は今日も継承されている生きた信仰である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q4838932 — 骨格データの出典