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PLATE — AYA
SVMER · メソポタミア神話
AYA

アヤ

アイア · Aya · Aia

暁を神格化したメソポタミアの女神で、太陽神シャマシュの妻。「花嫁」と呼ばれ、夫への取りなし手として祈られた。シッパルのエバッバル神殿で祀られ、ナディートゥの女たちに篤く崇敬された。

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解説

概要

アヤ(Aya, Aia)は、暁を神格化したメソポタミアの女神で、太陽神シャマシュ(ウトゥ)の妻とされた。名はアッカド語で「暁」を意味する。夫の祭祀の中心シッパルで篤く祀られ、同地に関わる王碑文にたびたび名が現れる。

「朝をつくる者」と呼ばれて朝の光と日の出に結びつく一方、「花嫁」(kallatum)の添え名をもつ神の花嫁でもあり、美と魅力の典型とされた。祈る者のために夫へ取りなす女神としてもよく呼ばれ、この役割はイシュムの妻ニンムグ、アダドの妻シャラ、イナンナの従者ニンシュブルと共通する。

神名表は多くの別名を伝える。シュメール語の名シェリダは、アッカド語の「朝」(šērtum)からの借用とみる説があり、それが正しければ、シュメール語圏のパンテオンに入った最も早いアッカド語名の神の一柱となる。スダグ(「金黄色の輝き」)の名は、シュルッパクの女神スド(ニンリルと同一視される)と紛れ、ある神話ではスドがイシュムの母として現れる。昼の光の女神であったとみられるニンカルも、のちに彼女の名の一つとされた。フルリ語ではアユ・イカルティ(「花嫁アヤ」)と呼ばれた。

神話・物語

前3千年紀のファラとアブ・サラビーフから出た文書は、太陽神ウトゥが山々をめぐって神々や動物を連れ帰る旅を語り、その最後にシェルダ(シェリダ)を「アムルの山地」から連れてくる。カムラン・ザンドは、この地をユーフラテス中流域と解している。

日の沈む伝説上の山ブドゥフドゥグは「シャマシュがアヤのもとへ入る所」と呼ばれた。一日の天の旅を終えた太陽神は、そこで毎日妻と再会すると考えられていた。『ギルガメシュ叙事詩』標準版では、ニンスンがシャマシュに祈る際、息子ギルガメシュの昼夜の無事を夫に取りなしてくれるようアヤに三度願い、夫が旅を終えて家に戻る日没の直後こそ願い出る好機だと述べる。

図像と象徴

メソポタミアの美術では、アヤはしばしば正面向きに表され、その美しさと性的な魅力が強調された。シッパルの印章では、右の乳房をあらわにする衣をまとった姿が多く、魅力ある花嫁としての性格を示している。同じ装いはイシュタルや、シッパルで独立の女神として祀られたアンヌニートゥムにも用いられた。シッパルの文書は彼女の標章の存在に触れるが、その形は伝わらない。

天文学の概説書『ムル・アピン』は、彼女を「雌羊」の星座と結びつける。牛飼い座の北東部にあたるとも考えられるが、同定は定まっていない。

主画像は置かない。シッパル出土の「太陽神の銘板」で王の後ろに立つ女神をアヤとする説明もあるが、王に随う取りなしの女神とみる見方もあり、同定が定まらないためである。

系譜と関係

夫はシャマシュ。したがって夫の両親シン(スエン)とニンガルの義理の娘であり、夫の姉妹イシュタルの義理の姉妹にあたる。二神の娘には夢の女神マム(マムド)と真実の化身キットゥムがおり、ウェステンホルツはイシュムも二神の子とみる。

フルリの宗教では、シャマシュにあたる太陽神シミゲの妻とされた。ウガリットの三言語の神名表では、太陽神が土地の女神シャプシュに対応するため、書記たちは女神に妻がいるという含意を避けるように、原本のアヤの名をエアの変わった綴りと読み替え、工芸の神コシャル・ハシスを当てている。中バビロニア期以降の神名表の一つは家畜の神ラハルをアヤと等置するが、ランバートはつねに男神とされたラハルとのこの等式を異例とみた。

文化的足跡

アヤは前3千年紀から祀られ、文献上の言及は大女神ほど多くないものの、人名や印章、とりわけ古バビロニア期の私信では、イシュタルに次ぐ頻度で現れる。個人の信仰を広く集めた女神であった。

シッパルではシャマシュの神殿エバッバルで祀られ、同地の印章銘で最もよく並べて呼ばれる神の夫婦であった。バビロンのハンムラビは市壁の建設を記念する碑文で自らを「アヤに愛された者」と称し、彼女の名を冠した運河「アヤ・ヘガル」(アヤは豊穣)も開いた。シッパルのナディートゥの女たちはとりわけ深く彼女に結びつき、彼女を女主と呼び、その名を含む名を好んで名乗り、誓いはもっぱら彼女にかけて立てた。フルリの宗教にも取り込まれ、ヒッタイトのヤズルカヤの女神の行列には、ニッカルの隣に彼女の浮彫がある。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

収載データなし
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アヤ
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資料

Wikidata
Q2661483 — 骨格データの出典