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SVMER · メソポタミア神話
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イシュム

イシュム · ヘンドゥルサガ · Ishum

アッカドの夜警の神で、松明を持って夜の家々を守る。エッラのスッカル(助言者)として、その戦を促すと同時に破壊を止めた。「なぜ罪なき者を殺すのか」という問いによってエッラを宥めた。

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解説

概要

イシュム(Išum、アッカド語イシャートゥム「火」の男性形か)は、アッカド起源のメソポタミアの神である。夜に家を守る神の夜警として最もよく確認されるが、さまざまな冥界の神格、とりわけネルガル(あるいはエッラ)とシュブラとも結びつけられた。

火と結びついたが、ギビルと異なり火の神に限られなかった。主要な神とはみなされなかったが、広く崇拝され、多くの神名を含む人名に現れる。

二言語文書ではシュメールのヘンドゥルサガと結びつけられえたが、この等置は古バビロニア期に初めて確認され、その根拠は不明のままである。

職能

夜警という職能が、この神の性格を規定する。夜、街を巡り、家々を守る。火——松明——を持つ姿は、夜警の実際の姿を写している。

厄除けの祈祷において、イシュムは悪霊が家に入るのを防ぐ者として呼ばれた。

エッラ叙事詩における役割

『エッラ叙事詩』において、イシュムはエッラの助言者(スッカル)として現れる。詩の冒頭ではエッラを目覚めさせて戦を促す側にあるが、破壊が始まるとこれを制止しようとする。

エッラが世界を滅ぼそうとしたとき、イシュムは「なぜ罪なき者を殺すのか」と問い、エッラを宥めた。イシュムの言葉によって破壊は終わり、エッラは残った人々の繁栄を約束する。

暴力を煽り、そして止める者という二重の役が、この神を規定する。助言者は主人を動かすと同時に、主人を抑える。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。

関わる神格・伝承

エッラ/ネルガルのスッカル。妻はニンムグ。ヘンドゥルサガと等置される。

ヌスクムンムと同じくスッカルの職にある。

文化的足跡

日本語圏でこの名が挙げられることはまずない。『エッラ叙事詩』の日本語訳を通じて、宥める助言者としての姿が知られる。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q1676195 — 骨格データの出典