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ダクシャ
PLATE — दक्ष
BHARATA · ヒンドゥー神話
दक्ष

ダクシャ

ダクシャ仙 · ダークシャ · アジャ・ダクシャ

Asian Art Museum of San Francisco, CC0 CC0

ヒンドゥーの神。世界に生類を増やす役を負ったプラジャーパティの一人。娘サティーの夫シヴァを侮って供犠を破壊され、山羊の首を据えて蘇ったと伝えられる。

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解説

概要

ヒンドゥー神話の神格。ヴェーダから叙事詩・プラーナへと、性格が大きく変わった神である。『リグ・ヴェーダ』ではアーディティヤ神群の一柱で、供犠を執り行う技能と結びつく。名のダクシャは「有能な」「巧みな」を意味する。後代の文献ではブラフマーの子であるプラジャーパティ(生類を増やす者)の一人となり、多くの娘を神々や聖仙に嫁がせて万物の系譜の起点をなす。同時に、末娘サティーの夫シヴァを侮り、供犠を破壊されて首を刎ねられる役どころとしても語られる。

神話・物語

『リグ・ヴェーダ』10.72の一句——「アディティからダクシャが生まれ、ダクシャからアディティが生まれた」——は、この神をめぐる最も古い記述であり、また最も解きがたい記述でもある。母と子が互いを生むこの循環は、後代の整理された系譜では失われ、ダクシャはアディティの父として一方向に置き直された。

供犠と首の主題は『タイッティリーヤ・サンヒター』にすでに現れ、プラーナ文献がこれを大きく展開した。ダクシャは末娘サティーがシヴァに嫁ぐことを喜ばず、やがて盛大な供犠(ヤジュナ)を催して、神々のうちシヴァ夫妻だけを招かなかった。父の面前で夫を罵られたサティーは抗議して身を焼き、怒ったシヴァの髪から生じた巨人ヴィーラバドラが祭場を襲ってダクシャの首を刎ねる。のちに和解が成り、失われた首の代わりに山羊の首が据えられた。ダクシャの図像に山羊の頭が現れるのはこのためである。祭祀を主宰する者が、祭祀に供される獣の首をもつ——この反転がこの神話の芯にある。

月神チャンドラをめぐる説話も名高い。ダクシャは27人の娘を月に嫁がせたが、月がローヒニーばかりを寵愛したため、ほかの娘たちが訴え出た。諭しても改まらないので、ダクシャは月に衰えの呪いをかける。神々のとりなしによって呪いは緩められ、月は満ちては欠けるものとなった。27人の娘は27の星宿にあたる。

図像と象徴

独立した崇拝の対象ではないため、単独像はまれである。表されるときは、山羊の頭をもつずんぐりとした人物として、供犠の場面のなかに置かれる。エローラやエレファンタなどシヴァ派の石窟には、ヴィーラバドラが祭場を蹂躙する群像が刻まれ、その一隅にダクシャが跪く。

絵画では、ムガル朝のアクバルが命じた『マハーバーラタ』のペルシア語訳『ラズムナーマ』(1598〜1600年)の挿絵が知られる。イスラームの宮廷が編ませた写本にシヴァ派の供犠破壊の場面が描かれている点で、この一図はインド絵画史の交差点に立つ。

系譜と関係

ブラフマーの右の親指から生まれたと『マハーバーラタ』は語る。妻はプラスーティ、あるいはアシクニー。娘の数は文献により24人、27人、60人と一定しない。聖仙カシュヤパに嫁いだ娘たちからはアーディティヤ神群、ダイティヤナーガ族、鳥類など諸種の生類が生じ、なかでもカドゥルーヴィナターの姉妹はそれぞれ蛇族とガルダの母となった。娘たちを通じて世界の生類の系譜が枝分かれしていく構図が、プラジャーパティとしてのこの神の働きを示している。

文化的足跡

供犠の破壊の物語は、ヴェーダの祭式宗教に対するシヴァ信仰の優位を語る筋として読まれてきた。祭主が首を失い、獣の首を与えられて蘇るという結末は、供犠そのものの意味を問い直す寓意としても解釈される。ハリドワールのダクシェーシュヴァル・マハーデーヴ寺院は、この供犠が行われた地と伝えられ、今日も巡礼を集めている。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承点線=異伝・別系統

दक्ष
ダクシャ
ヒンドゥー神話
プラスティ
配偶者
Asiknī
配偶者
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04

資料

Wikidata
Q1157763 — 骨格データの出典
Commons
Daksha — 図像カテゴリ