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GLOSSARIUM · DRUID

ドルイド

鉄器時代のガリアとブリテン諸島で、祭祀・裁判・暦・教育を担った知識人の階層。カエサル『ガリア戦記』は、ドルイドが神事を司り、公私の争いを裁き、若者を二十年に及ぶ口伝で教えたと記す。教義を文字に残すことを禁じ、ギリシア文字を日常の用には使いながら聖なる事柄には用いなかったという。プリニウスは槲寄生を黄金の鎌で刈る儀を伝える。ただしこれらはいずれも外部からの観察であり、ドルイド自身の言葉は一行も残らない。中世アイルランドの物語に現れる drui は、キリスト教下の写字生が書いた姿である。18世紀以降の「ドルイド復興」がケルト復興と結びついて広めた白衣の賢者像は、近代の造形にほかならない。

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