ヴィシュヌが世の秩序を回復するために地上へ降るとされる十の化身の系列。一般には、マツヤ(魚)、クールマ(亀)、ヴァラーハ(猪)、ナラシンハ(人獅子)、ヴァーマナ(矮人)、パラシュラーマ、ラーマ、クリシュナ、ブッダ、カルキの順に数える。獣から半獣半人、矮人、そして人へと形が移る配列は、しばしば進化になぞらえて語られるが、これは近代以降の読み方である。第九をブッダとするのは後代の展開で、代わりにクリシュナの兄バララーマを置く伝えもある。最後のカルキだけは未来に現れる化身とされ、系列は開いたまま閉じない。
GLOSSARIUM · DASHAVATARA