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PLATE — नरसिंह
BHARATA · ヒンドゥー神話
नरसिंह

ナラシンハ

ヌリシンハ · ヌルシンハ · 人獅子の化身

ヴィシュヌの第四化身とされる人獅子。不死の恩寵を得た魔王を、その恩寵の条件をことごとく外れる形で討ったと語られる。

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解説

概要

ナラシンハ(Narasiṃha / नरसिंह)は、ヴィシュヌの第四の化身とされる人獅子である。名はナラ(人)とシンハ(獅子)を合わせたもので、ヌリシンハとも呼ばれる。あらゆる条件を満たす不死を得たアスラの王ヒラニヤカシプを、その条件のことごとくを外れる形で討った。信者を守る恐るべき守護尊として、南インドを中心に篤く祀られる。

神話・物語

ヒラニヤカシプはブラフマーに苦行を認められ、一つの願いを叶えられた。求めたのは、神にもアスラにも、人にも獣にも、昼にも夜にも、家の内でも外でも、地上でも空中でも、いかなる武器によっても殺されぬ身体である。念入りに条件を並べ立てることで、実質の不死を得たことになる。

ところが彼の子プラフラーダは、父の敵であるヴィシュヌを熱心に信仰した。父は幾度も子を殺そうとしたが、そのつどヴィシュヌの加護によって果たせない。ある夕暮れ、憤った父が「お前の神はこの柱のなかにもいるのか」と問うて柱を打ち割ると、そこから獅子の頭をもつ人が現れた。

条件はすべて外された。神でも獣でもない人獅子が、昼でも夜でもない黄昏どきに、家の内でも外でもない戸口の敷居で、地上でも空中でもない自らの膝の上に王を載せ、武器ではなく素手の爪でその身を裂いた。恩寵の文言そのものを一つずつ回避していく構成は、インド神話における言葉の厳密さを示す例として繰り返し引かれる。

図像と象徴

獅子の頭と人の身体をもつ姿で表される。膝の上に王を載せ、爪でその腹を裂く場面が最も広く造形された。四臂または八臂で、輪宝と法螺貝を執る。討ったのちも怒りが収まらぬ相をウグラ・ナラシンハ、鎮まった相をヨーガ・ナラシンハあるいはラクシュミー・ナラシンハと呼び分ける。後者では膝に妃ラクシュミーを伴う。

象徴となるのは柱である。神はどこにでもいるという子の言葉を父が嘲って打ち割ったその柱から、当の神が現れる。信仰の主張がそのまま現実になるという構図が、この場面の要をなす。

系譜と関係

ヴィシュヌの第四化身。討たれたヒラニヤカシプは、第三化身ヴァラーハが討つヒラニヤークシャの兄弟である。その子プラフラーダは信者の範とされ、孫がマハーバリ、すなわち第五化身ヴァーマナが降す相手にあたる。三代にわたって化身と関わる家系となっている。

文化的足跡

アーンドラ・プラデーシュのアホーバラム、テランガーナのヤーダドリ、カルナータカのシームハーチャラムなど、南インドには彼を主神とする寺院が多い。恐るべき姿でありながら信者を守る尊格として、災厄除けの祈願を集めてきた。ナラシンハ・ジャヤンティは各地で祝われる。

十化身の配列において、彼は獣(魚・亀・猪)から人(ヴァーマナ以降)への移行点に置かれる。半ば獣で半ば人という形そのものが、この位置づけを図像として示している。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q237543 — 骨格データの出典
Commons
Narasimha — 図像カテゴリ