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PLATE — पूषन्
BHARATA · ヒンドゥー神話
पूषन्

プーシャン

プーシャン神 · プーシャ · Pushan

道と旅と家畜を司るヴェーダの太陽神。魂を彼方の世界へ導く。山羊の牽く車に乗り、歯がないとされる。ギリシアのパーンと同源とする説がある。

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解説

概要

プーシャン(サンスクリット पूषन्)は、ヴェーダの太陽神であり、アディティの子であるアーディティヤ神群の一柱である。

出会いの神とされる。婚姻、旅、道、そして家畜に糧を与えることを司る。魂を彼方の世界へ導く導き手でもある。

旅人を盗賊と野獣から守り、人が人に搾取されることを防ぐ。信奉する者を豊かな牧草地と富へ導く、支えとなる「善き」神である。

神話・物語

『リグ・ヴェーダ』の十の讃歌がこの神に捧げられている(うち一つはソーマと共同、もう一つはインドラと共同)。

その車を牽くのは山羊である。天を渡る太陽の運行を駆るとも描かれ、家畜と群れの守護者としての太陽を表しているように見える。カヴィとも呼ばれ、この語はのちに複数の神の添え名となり、さらに「王」を意味する称号にもなった。

姿は、編んだ髪と髭を持ち、黄金の斧、錐、そして家畜を追う棒を携える。粥を食し、『シャタパタ・ブラーフマナ』では歯がないとされる。妻は太陽の娘スーリヤーで、神々がこれを与えたという。

道を知る者であり、道の守護者である。この役において、狼や待ち伏せる者といった路上のさまざまな危難から人を守る。神々の道にも通じており、地と天のあいだの道を知る。それゆえ魂を天へ導くことができる。牛、馬、羊を守るよう祈願され、失われた家畜を見つけ出すことを求められた。

歯を失った経緯が語られている。『タイッティリーヤ・サンヒター』によれば、ルドラがダクシャの祭祀から除かれた。怒ったルドラは矢で祭祀を貫き、供物を食べようとしたプーシャンの歯を折った。後代の版は『ラーマーヤナ』『マハーバーラタ』と諸プラーナに見え、そこではルドラ(シヴァ)が怒った理由が、舅ダクシャが祭主でありながら自分を招かなかったことに置かれる。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。ヴェーダ期の神格の多くと同じく、この神には後代のヒンドゥー教のような造像の伝統がない。

象徴の中心は道である。旅、婚姻、家畜の移動、そして魂の天への旅——いずれも「どこかからどこかへ移ること」に関わる。道を知っている者が、そのすべてを司る。

歯がないという設定も見逃せない。粥しか食べられない神という細部は、ダクシャの祭祀の挿話によって説明されるが、もともとは供物のうち柔らかいものを受け取る神格であったのかもしれない。

関わる神格・伝承

印欧比較神話学における位置が重要である。

名は伝統的にサンスクリットの動詞プーシュヤティ(pūṣyati、「栄えさせる」)に由来するとされる。ただし現代の多くの研究者は、この神を印欧祖語の再構形 *Péh₂usōn に遡らせ、ギリシアのパーンと同源とみる。パーンとプーシャンの関係を最初に提起したのは、1924年のドイツの学者ヘルマン・コリッツである。

牧畜の神であること、山羊と結びつくこと、そして道と境界に関わること——三つの点で両者は重なる。ただし語形の対応には音韻上の議論があり、決着していない。

文化的足跡

日本語圏では、アーディティヤ神群を列挙する文脈で名が挙がる程度である。ミスラヴァルナに比べると紹介の機会が乏しい。

しかしパーンとの同源説が正しければ、ヴェーダの牧神とアルカディアの牧神が同じ印欧祖語の神格に遡ることになる。ウシャスとエーオースの対応と並ぶ、比較神話学の論点の一つである。

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領分・別名

INTERPRETATIO — 同一視・同源
パーン ギリシア神話 同源
印欧祖語の牧畜神 *Péh₂usōn の同源。ヴェーダのプーシャンと語源的対応
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資料

Wikidata
Q738799 — 骨格データの出典