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PLATE — दुर्वासस्
BHARATA · ヒンドゥー神話
दुर्वासस्

ドゥルヴァーサス

ドゥルヴァーサ · シヴァの分身 · アトリの子

強大な呪力をもち、短気で怒りやすいことで知られる聖仙。乳海攪拌もクンティーの真言も、いずれも彼の言葉から始まっている。

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解説

概要

ドゥルヴァーサス(Durvāsas / दुर्वासस्)は、強大な呪力をもつことで知られるインドの聖仙である。シヴァの分身として生まれたとされ、短気で怒りやすい性格から、インド文学のさまざまな場面で事件の引き金となる。乳海攪拌も、クンティーが神々を招く力を得たことも、いずれも彼の言葉から始まっている。

神話・物語

『マールカンデーヤ・プラーナ』が伝える誕生譚は入り組んでいる。病んだバラモンが聖仙マーンダヴィヤを怒らせ、翌朝の日の出とともに死ぬ呪いを受けた。夫を救おうとした妻が、日が昇らぬよう呪ったため世界は混乱に陥る。困った神々がアトリの妻アナスーヤーに頼み、彼女がバラモンの妻を説き伏せて呪いを解かせた。褒美を問われた彼女は、ブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァの三神の分身が自らの子として生まれることを望む。こうしてブラフマーからソーマ、ヴィシュヌからダッタートレーヤ、シヴァから彼が生まれたとされる。

乳海攪拌の由来を彼に帰す伝えもある。『ヴィシュヌ・プラーナ』によれば、彼がインドラに花環を捧げたところ、インドラはそれを乗る象アイラーヴァタの頭に置き、象は鼻で地に投げ捨てた。怒った彼がインドラを呪ったため神々は力を失い、アスラに敗れかける。失われた力を取り戻すためにアムリタを求めて行われたのが乳海攪拌である。一つの呪いが世界の秩序を組み替えるという構図になっている。

マハーバーラタ』では各所に顔を出す。クンティーを気に入って、任意の神を招いて子を得る真言を授けたのは彼である。この真言がカルナの誕生とパーンダヴァ三兄弟の誕生を生んだ。追放中のパーンダヴァを破滅させようとドゥルヨーダナが彼を差し向けた話も伝わるが、一万人の弟子は沐浴を終えると満腹であることに気づき、恐れて逃げ去った。他方、苦行者ムドガラが六度にわたる無礼に耐えたときには、生身のまま天へ昇る祝福を与えている。怒りと祝福が同じ人物から等しく出てくる点が、この聖仙の描かれ方である。

ラーマーヤナ』第七巻では、ラーマへの面会をラクシュマナに拒まれ、直ちに会えねば王国を呪うと迫った。王国が呪われるよりはと考えたラクシュマナが取り次ぎ、その結果として自らの死を招いた。

図像と象徴

固有の像容は伝わっておらず、独立した礼拝像の伝統もない。図像に現れるとすれば、怒って呪いを発する場面である。象徴となるのは呪いの言葉そのもので、彼の存在は物語の因果を起動させる装置として機能する。

系譜と関係

父は聖仙アトリ、母はアナスーヤー。兄弟にソーマとダッタートレーヤ。シヴァの分身とする理解は『ヴィシュヌ・プラーナ』にも見える。クンティー、インドラ、ラクシュマナ、シャクンタラーら、彼が関わった相手はいずれも呪いによって運命を変えられた。

文化的足跡

カーリダーサの戯曲『アビジュニャーナ・シャークンタラム』では、王を想って上の空であったシャクンタラーが彼を迎えそこね、王が彼女を忘れるという呪いを受ける。物語全体の要となる仕掛けであり、劇の展開はこの一瞬の非礼に発している。

彼の名は今日のインドでも「短気な人」の代名詞として用いられる。もっとも原典において彼が下す呪いは、その多くが結果として世界を正しい方向へ導いており、単なる癇癪持ちとして描かれているわけではない。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q2361344 — 骨格データの出典
Commons
Durvasa — 図像カテゴリ