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PLATE — दत्तात्रेय
BHARATA · ヒンドゥー神話
दत्तात्रेय

ダッタートレーヤ

ダッタ · 三神一体の権化 · アヴァドゥータの祖

ブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァの三神が一身に合わさった姿とされる神格。放浪の行者の祖として長く仰がれてきた。

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解説

概要

ダッタートレーヤ(Dattātreya / दत्तात्रेय)は、ブラフマー・ヴィシュヌシヴァの三神が一身に合わさった姿とされる神格である。名は「アトリに与えられた者」を意味し、聖仙アトリと貞女アナスーヤーの子として生まれた。三面六臂で四匹の犬と一頭の牛を伴う姿で表される。放浪の行者(アヴァドゥータ)の祖とされ、マハーラーシュトラを中心にダッタ信仰と呼ばれる独自の伝統を形づくった。

神話・物語

誕生譚は『マールカンデーヤ・プラーナ』などが伝える。アナスーヤーの貞節を試そうとした三神が托鉢僧の姿で庵を訪れ、裸で施しをするよう求めた。彼女が水を注ぐと三神は赤子に変わり、乳を与えられる。驚いた三神の妃たちの願いによって元に戻された三神は、それぞれの分身を子として与えると約した。こうしてブラフマーからソーマ、ヴィシュヌから彼、シヴァからドゥルヴァーサスが生まれたとされる。三兄弟のうち、彼だけが三神一体の権化として独立した信仰を集めた。

彼を特徴づけるのは、師を求める姿勢である。『バーガヴァタ・プラーナ』第十一巻において、彼はヤドゥ王に対し、自らが二十四の師をもつと語る。大地、風、空、水、火、月、太陽、鳩、蛇、蜘蛛、蜂、象、鹿、魚、幼子、乙女、矢作りの職人——いずれも人ではない。大地からは忍耐を、風からは執着しないことを、水からは清らかさを、蜂からは多くの花から少しずつ集めることを学んだという。師は特定の人物ではなく、注意して見るならばあらゆるものが師となるという教えである。

図像と象徴

三つの頭と六本の腕をもつ姿が定型である。三面はブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァに対応し、手には数珠と水瓶(ブラフマー)、法螺貝と輪宝(ヴィシュヌ)、三叉戟と太鼓(シヴァ)を執る。傍らに四匹の犬を従え、背後に一頭の牛を配する。犬は四ヴェーダ、牛は大地あるいは如意牛カーマデーヌを表すと解される。犬を伴う神格は南アジアでは珍しく、この点でも特異な図像をなす。

系譜と関係

父は聖仙アトリ、母はアナスーヤー。兄弟にソーマとドゥルヴァーサス。三神一体の権化とされる点で、ヴィシュヌとシヴァを合わせたハリハラ像とも比較されるが、ブラフマーを含めて三神を統べる点が異なる。ナート派をはじめとする行者の系譜は、その初祖を彼に遡らせる。

文化的足跡

マハーラーシュトラ、カルナータカ、アーンドラ・プラデーシュを中心に、ダッタ・サンプラダーヤと呼ばれる信仰の伝統が広がる。15世紀から16世紀にかけてのナラシンハ・サラスヴァティー、19世紀のスワーミー・サマルタらは、いずれも彼の化身とみなされてきた。マラーティー語の『グルチャリトラ』はこの伝統の根本聖典である。

彼の名に帰される『アヴァドゥータ・ギーター』は、一切の区別を超えた不二の境地を説く簡潔な韻文で、行者のあいだで広く読まれてきた。ダッタ・ジャヤンティ(生誕祭)はマールガシールシャ月の満月の日に営まれる。三神を統べる神格でありながら、寺院よりも遍歴する行者の伝統に深く根づいている点が、この信仰の特徴である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q850805 — 骨格データの出典
Commons
Dattatreya — 図像カテゴリ