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山海経

前4世紀頃から前漢にかけて累積して成った、中国最古の地理書。山経(五蔵山経)と海経に大別され、山川の位置・産物を記す体裁のなかに、異形の神・怪物・遠方の民を淡々と列挙する。祝融を「獣身人面、二竜に乗る」と記すような短い形容が中心で、物語をほとんど語らない。この目録的な性格ゆえに、後世の小説が肉づけする前の古い姿をとどめており、中国神話の原資料として重視される。明代以降は挿絵入りの刊本が流布し、1597年の蒋應鎬(しょうおうこう)画本などが神々と怪物の図像を定着させた。

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