PLATE — ΤΕΡΨΙΧΌΡΗ
HELLAS · ギリシア神話
ΤΕΡΨΙΧΌΡΗ
テルプシコラー
テルプシコラ · テルプシコレー · Terpsichore
舞踏を司るムーサ。名は「舞踏を楽しむ女」を意味する。セイレーンの母とする伝えもある。
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解説
概要
テルプシコラー(Τερψιχόρη / Terpsikhorē)は、舞踏を司るムーサである。名は「楽しむ」と「輪舞」を合わせた語で、「舞踏を楽しむ女」を意味する。
ギリシアにおいて舞踏は独立した芸ではなく、歌と楽器と一体になって上演されるムーシケーの一部であった。彼女が竪琴を持って描かれるのは、踊りが伴奏と切り離せなかったことの反映である。
神話・物語
河神アケローオスとの間にセイレーンたちを生んだとする伝えがある。同じ系譜をメルポメネーに帰す資料もあり、確定しない。
伝説的な楽人リノスの母とする説もあるが、リノスの母はカリオペーともウーラニアーとも伝えられる。九柱のあいだで母の座が入れ替わるのは、個々のムーサに固有の物語がもともと乏しく、後から割り振られたことを示している。
図像と象徴
持物は竪琴と撥である。石棺や壁画では、座って弦を弾く姿で表されることが多い。舞踏の女神でありながら踊る姿では描かれない点は、この一組の図像が動作ではなく持物によって見分けられるよう設計されていたことによる。
本ページの主画像は、後2世紀前半のローマの《ムーサの石棺》(ルーヴル美術館 Ma475)に彫られた彼女である。
系譜と関係
父ゼウス、母ムネーモシュネー。九柱の一。アケローオスとの子セイレーンたち(異伝あり)。
文化的足跡
英語の terpsichorean(舞踏の)は彼女の名に由来する形容詞で、一八世紀から用例がある。バレエやダンスの批評でこの語が使われるとき、参照されているのはこの女神である。
02
領分・別名
親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。
ΤΕΡΨΙΧΌΡΗ
テルプシコラー
ギリシア神話
CREATURE
ΠΑΡΘΕΝΌΠΗ
パルテノペー
子
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