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クリュタイムネーストラー
PLATE — ΚΛΥΤΑΙΜΝΉΣΤΡΑ
HELLAS · ギリシア神話
ΚΛΥΤΑΙΜΝΉΣΤΡΑ

クリュタイムネーストラー

クリュタイムネストラ · クリュタイムネストラー · Klytaimnestra

ArchaiOptix CC BY-SA 4.0

ミュケーナイ王アガメムノーンの妻。娘を犠牲にされた恨みから、凱旋した夫を情夫とともに討ち、のちに息子に殺された。

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解説

概要

クリュタイムネーストラー(Κλυταιμνήστρα / Klytaimnēstra)は、スパルタ王テュンダレオースレーダーの娘で、アガメムノーンの妻である。ヘレネーは妹、ディオスクーロイは兄にあたる。

彼女の位置は資料によって大きく動く。『オデュッセイア』では殺害の主体は情夫アイギストスであり、彼女は加担者にすぎない。アイスキュロス『アガメムノーン』では逆に、彼女が単独で斧を振るい、その行為を舞台上で正当化する長い弁論を与えられる。ギリシア悲劇が女性に最も強い言葉を与えた例であり、同じ人物の像がこれほど変わるのは、殺害の理由をどう説明するかが時代とともに変わったためである。

神話・物語

最初の夫はテュエステースの子タンタロスであった。アガメムノーンはこの夫と彼女の乳児を殺し、彼女を妻とする。エウリピデスが伝えるこの前史は、のちの殺害に理由を与えるものである。

アウリスで軍が足止めされたとき、夫は娘イーピゲネイアアキレウスの妃にすると偽って呼び寄せ、アルテミスへの犠牲に捧げた。彼女はこれを知る。夫の従兄弟アイギストスを情夫として迎え、十年のあいだミュケーナイを二人で統べた。

凱旋の日、夫は戦利品としてトロイア王女カッサンドラーを伴っていた。彼女は赤い布を敷いた道を通らせて館へ迎え入れ、浴室で網をかけて斧で討つ。カッサンドラーも同じ場で殺された。アイスキュロスの舞台では、彼女は返り血を浴びた姿で現れ、これは娘の血の報いであり、夫の不義への罰であると宣言する。

七年ののち、亡命していた息子オレステースが戻って彼女とアイギストスを殺した。乳房を露わにして命乞いをする母と、それでも刃を下ろす息子という場面は、ギリシア悲劇でも屈指の緊張をもって書かれている。

図像と象徴

本ページの主画像は前5世紀前半のアッティカ赤絵式ペリケー(ベルリンの絵師、ウィーン美術史美術館 AS IV 3725)で、表にオレステースがアイギストスを討つ場面、裏に斧を手に加勢しようとする彼女を伝令タルテュビオスが押しとどめる場面が、いずれも銘つきで描かれる。

古代の図像における彼女は、しばしば斧を持って駆けつけながら止められる姿で表される。行為の主体としてではなく、間に合わない者として描かれる点は、殺害の主体を情夫に置くホメーロス的な理解に近い。悲劇が与えた強い像は、図像の側にはほとんど反映されなかった。

系譜と関係

父テュンダレオース、母レーダー。妹ヘレネー、兄カストールとポリュデウケース。夫アガメムノーンとの子はイーピゲネイア、エーレクトラー、クリューソテミス、オレステース。アイギストスとの間にアレートスとエーリゴネーをもうけたとも伝えられる。

妹ヘレネーが戦争を起こし、彼女がその帰結を夫に清算させる。姉妹二人がトロイア戦争の始まりと終わりに置かれている。

文化的足跡

アイスキュロス『オレステイア』三部作の第一作は彼女の名ではなく夫の名を負うが、劇の中心にいるのは彼女である。ギリシア悲劇が「男のように考える女」と呼んだこの造形は、近代のフェミニズム批評が繰り返し取り上げてきた。

シュトラウスのオペラ『エレクトラ』(1909年)、オニールの『喪服の似合うエレクトラ』(1931年)など、近現代の翻案でも彼女は中心人物として扱われる。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q131157 — 骨格データの出典
Commons
Clytemnestra — 図像カテゴリ