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アイエーテース
PLATE — ΑἸΉΤΗΣ
HELLAS · ギリシア神話
ΑἸΉΤΗΣ

アイエーテース

アイエテス · アイエーテス · Aietes

Bartolomeo di Giovanni PUBLIC DOMAIN

ギリシア神話のコルキス王。太陽神ヘーリオスの子でキルケーの兄にあたる。金羊毛の持ち主として、アルゴナウタイの物語に立ちはだかる。

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解説

概要

アイエーテース(Αἰήτης / Aiētēs)は、黒海東岸のコルキス(現ジョージア西部)を治めたとされる王である。ヘーリオスオーケアニスのペルセーイスの子で、キルケーパーシパエーの兄弟にあたる。金羊毛の所有者として、アルゴナウタイの物語で最大の障害をなす。

神話・物語

テッサリアから黄金の羊に乗って逃れてきたプリクソスを迎え入れ、娘カルキオペーを妻として与えた。プリクソスがプリクソスが羊をゼウスに捧げ、その毛皮を贈ると、アイエーテースはこれをアレースの杜の樫に打ちつけ、眠らぬ竜に守らせた。

イアーソーンが金羊毛を求めて訪れると、青銅の足を持ち火を吐く牡牛に軛をかけて畑を耕し、そこに竜の歯を播くよう命じる。この竜の歯は、カドモスがテーバイで播いた残りの半分をアテーナーが彼に与えたものであった。娘メーデイアの助けでイアーソーンが難題を果たすと、アイエーテースはアルゴー船を焼き乗組員を殺そうと図るが、これも先を越される。追跡の途上、メーデイアは弟アプシュルトスを殺して海に撒き、遺体を拾い集める父を足止めした。

のちに弟ペルセースに王位を奪われるが、コルキスへ戻ったメーデイアがペルセースを殺し、彼はふたたび王座に就いたと伝えられる。

造形は伝承ごとに揺れる。アポローニオス『アルゴナウティカ』では、目から光を放つ太陽神の血族として描かれ、客人を直接害することを避けるために難題という形式を取る。客をもてなす義務と、宝を渡したくない意志との折り合いである。一方、後代の要約はもっぱら残虐な暴君として扱い、この機微を落としている。

図像と象徴

古代の確実な図像はほとんど知られていない。アルゴナウタイの物語は陶画に人気があったが、描かれるのはイアーソーンと竜、あるいはメーデイアであって、王は場面の外に置かれた。物語の障害でありながら、絵にすべき動作を持たない人物だったといえる。

本ページの主画像は、バルトロメオ・ディ・ジョヴァンニ《コルキスのアルゴナウタイ》(1487年、ロンドン・ナショナルギャラリー)の一部で、ルネサンスの婚礼櫃を飾った板絵に描かれた王の姿である。古代の図像ではない。

系譜と関係

父ヘーリオス、母ペルセーイス。兄弟にキルケー、パーシパエー、ペルセース。最初の妻エイデュイア(オーケアニスの一人)との間にメーデイアとカルキオペー、二番目の妻アステロディアとの間にアプシュルトスをもうけた。ただしアプシュルトスの母と年齢は伝承ごとに異なり、切り刻まれる幼児とする説と、艦隊を率いる成人とする説が並び立つ。

シケリアのディオドーロスはヘカテーを彼の妻とし、メーデイアとキルケーをその娘とするが、これはエウヘメリズムの立場による大幅な組み替えを含む。

文化的足跡

コルキスは古代に金の産地として知られ、羊の毛皮を流れに沈めて砂金を漉し取る現地の技法が金羊毛伝承の背景にあるとする説が、ストラボーン以来くり返し唱えられてきた。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承点線=異伝・別系統

ΑἸΉΤΗΣ
アイエーテース
ギリシア神話
ΚΊΡΚΗ
キルケー
収載データなし
ΑἸΉΤΗΣ
アイエーテース
ギリシア神話
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資料

Wikidata
Q241971 — 骨格データの出典