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GLOSSARIUM · BHAGAVATI

バガヴァティ

サンスクリット語に由来する尊称で、「尊き女」「幸いなる女」を意味する。男性形は「バガヴァーン」(尊き者)である。ヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教において女神を呼ぶ称号として用いられ、ヒンドゥー教ではとりわけサラスヴァティー、ラクシュミー、パールヴァティーへの呼びかけに用いられる。仏教では、準胝(チュンダー)をはじめとする大乗の女神に用いられる。

ケーララにおいて、「バガヴァティ」は在地の女神を指す一般的な呼称となった。地名や由来を冠して「〜・バガヴァティ」と呼ばれる女神が数多く祀られ、その多くはバドラカーリーあるいはドゥルガーの一相とされる。テイヤムで演じられる女神の多くも、この名で呼ばれる。

ムチロット・バガヴァティ、ウッチッタ・バガヴァティ、プーマーラ・バガヴァティ、カニヤー・クマーリー(カニヤークマリのバガヴァティ)などがその例である。家系の守護女神(クラデーヴァター)として祀られるものも多い。個別の女神の名としてではなく、称号として理解する必要がある。

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