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PLATE — TUIRENN
CELTAE · ケルト神話
TUIRENN

トゥレン

トゥイレン · トゥイリル・ビクレオ · トゥレン

アイルランド神話の人物。三子ブリアン・ユハル・ユハルバがルーの父キアンを殺し、償いの探索の末に死ぬ。父はその墓の上で嘆いて死んだ。ガリアのタラニスとの関係が指摘される。

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解説

概要

トゥレン(古アイルランド語 Tuirenn、トゥイリル・ビクレオとも)は、アイルランド神話の人物である。ダヌ(あるいはブリギッド)とのあいだに、ブリアン、ユハル、ユハルバの三子をもうけた。

この三子がルーの父キアンを殺したことから、アイルランドの「三つの悲しみの物語」の一つ『トゥレンの子らの運命』が始まる。

言語上および象徴上、ガリアの雷神タラニスとの結びつきが指摘され、天空に関わる神と考えられている。

神話・物語

三子はキアンを殺した。ルーは償い(エーラク)として、一連の探索を課す。世界の各地に散らばる宝——豚の皮、槍、馬と戦車、豚、犬の子、焼き串、そして山の上で三度の喊声をあげること——を集めて来いという命令である。一つひとつが不可能に近い難題であった。

三子はすべてを果たし、最後の課題で瀕死の傷を負う。ルーは、自分が持つ傷を癒す豚皮を貸してくれと乞われても与えなかった。三人は死に、父トゥレンはその墓の上で嘆きのあまり死んだ。

この物語は、償いという制度がどこまで人を追い込みうるかを主題としている。アイルランドの法において殺人には賠償が課され、それを果たせば血讐は終わる。ルーが課した償いは形式上は正当であり、三子はそれを完遂した。それでも彼は最後の一手を与えなかった。

アイルランド来寇の書』の複数の箇所は、トゥレンをオグマの子デルバイスと同一人物とする。デルバイスもまた、ブリアン、ユハル、ユハルバの父とされているためである。

図像と象徴

図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。

象徴として論じられてきたのは、名である。Tuirenn はガリアの雷神タラニス(Taranis)と語形の上で近く、両者を同じ神格に遡らせる読みが提出されてきた。もっとも、アイルランドの資料はこの人物を雷や天空と結びつけて語ってはいない。父としての位置と、嘆いて死ぬという結末しか伝わらない。

名の別形トゥイリル・ビクレオも、デルバイスとの同一視を通じて系譜のなかを移動する。アイルランドの系譜文献において、同じ名が複数の人物に与えられ、また同じ人物が複数の名で呼ばれるという現象の一例である。

系譜と関係

子はブリアン、ユハル、ユハルバの三人。母はダヌ、あるいはブリギッドとされる。デルバイスと同一視される場合、父はオグマということになる。

三子の名は、トゥアハ・デ・ダナーンという族名の由来を説く伝えにも現れる。『アイルランド来寇の書』は、この名がダナンドとデルバイスの三子ブリアン、ユハル、ユハルバに由来すると記し、彼らを「ダナンの神々」と呼ぶ。

文化的足跡

『トゥレンの子らの運命』は、『リールの子らの運命』『ウシュネハの子らの運命』とともに「アイルランドの三つの悲しみの物語」に数えられる。近代に至るまで語り継がれ、19世紀以降の再話にも繰り返し採られてきた。

物語の題名に名を残しながら、本人はほとんど何もしない。子らを産み、そして子らの墓で死ぬ。それでもこの人物の名が題に掲げられているのは、償いを課された側の一族全体がこの物語の主題だからである。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q2297836 — 骨格データの出典
Commons
Tuireann — 図像カテゴリ