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ニーケー
PLATE — ΝΊΚΗ
HELLAS · ギリシア神話
ΝΊΚΗ

ニーケー

ニケ · ニケー

Paolo Villa CC BY-SA 4.0

勝利を擬人化したギリシアの女神。翼をもち、戦いや競技の勝利を司る。ゼウスやアテーナーに従い、勝者に花冠を授ける。ローマのウィクトーリアと同一視された。

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解説

概要

ニーケー(Νίκη / Nike)は、勝利を擬人化したギリシアの女神である。戦いの勝利のみならず、競技や芸術の競い合いにおける勝利をも司る。翼をもつ姿で表され、主神ゼウスや女神アテーナーに付き従う者として知られる。

神話・物語

ニーケーは、ティーターン神族のパラースと、冥河の女神ステュクスとのあいだに生まれた。力を体現するクラトス、暴力のビアー、競争心のゼーロスを兄弟にもつ。神々とティーターンの大戦に際して、母ステュクスがいち早く子らを率いてゼウスの側についたため、ゼウスはこれを重んじ、以後ニーケーは常にゼウスのかたわらに侍ることになったと伝えられる。

固有の物語に富む神というより、勝利という観念そのものが神の姿をとった存在である。アテナイのアクロポリスには「勝利のアテナ(アテナ・ニケ)」の神殿が建ち、女神アテーナーと分かちがたく結びついた。ニーケーは、勝者のもとへ翼で舞い降り、花冠や棕櫚の枝を授ける者として思い描かれた。

図像と象徴

ニーケーは、翼を広げて空を舞い、あるいは軽やかに舞い降りる若い女性として表される。手には勝利のしるしである花冠や棕櫚の枝、あるいは細布をもつ。しばしばゼウスやアテーナーの掌に乗る小さな像として、大きな神像に添えられた。オリンピアに伝わるパイオニオス作のニーケー像(前420年頃)は、天から降り立つその姿をとらえた名高い作例である。

系譜と関係

父はティーターンのパラース、母は冥河ステュクスで、クラトス・ビアー・ゼーロスと兄弟の関係にある。ゼウスとアテーナーに従う。ローマでは、インテルプレタティオ・ロマーナを通じて勝利の女神ウィクトーリアと同一視された。勝利=軍事的な栄光を司る面から、その働きは軍神とも重なる。

文化的足跡

ローマのウィクトーリアは、皇帝の勝利をことほぐ国家的な崇拝の対象となった。ルーヴルに立つ「サモトラケのニケ」は、翼を広げたこの女神の像として世界にもっとも知られる。その名は現代のスポーツ用品ブランドにも採られ、翼を思わせる意匠とともに親しまれている。

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領分・別名

INTERPRETATIO — 同一視・同源
ウィクトーリア ローマ神話 同一視
インテルプレタティオ・ロマーナ。ローマはギリシアの勝利の女神ニーケーをウィクトーリアと同一視した。

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承点線=異伝・別系統

収載データなし
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資料

Wikidata
Q165023 — 骨格データの出典
Commons
Nike (mythology) — 図像カテゴリ