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ビアー
PLATE — ΒΊΑ
HELLAS · ギリシア神話
ΒΊΑ

ビアー

ビア

George E. Koronaios CC BY-SA 4.0

暴力・強制力を擬人化したギリシアの女神。ステュクスとパラースの子で、クラトスとともにプロメーテウスを縛った。

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解説

概要

ビアー(Βία / Bia)は、暴力・腕力・強制力を擬人化したギリシアの女神である。ステュクスパラースの娘で、ニーケークラトスゼーロスを兄弟にもつ。ギリシア語のビアーは、説得(ペイトー)と対をなす語として用いられ、言葉によらず力ずくで事を成すことを指す。

神話・物語

神統記』では、母ステュクスティーターノマキアーでいち早くゼウスに味方したため、兄弟とともにゼウスの側近として遇されることになった。

アイスキュロス『縛られたプロメーテウス』では、クラトスとともにプロメーテウスを岩に引き立て、ヘーパイストスに縛らせる。舞台上にありながら一言も語らない役であり、暴力は説明を要しないという性格づけが読み取れる。この沈黙は上演史上もよく論じられてきた。

パウサニアースは、コリントスにビアーと必然の女神アナンケーを合祀した聖域があり、そこへ人が立ち入ることは許されていなかったと報告する。暴力と必然という、いずれも避けようのないものを祀る場が、近づいてはならない場所とされていたことになる。

図像と象徴

名を添えた古代の作例は知られていない。主画像に掲げたのは、19世紀のアテネ大学本館正面の壁画で、ギリシア語の銘「ΒΙΑ」によって人物が特定できる。近代の古典主義による造形である。

系譜と関係

父パラース、母ステュクス。兄弟にニーケー、クラトス、ゼーロス。四柱はいずれも権力の作用を名とし、ゼウスの玉座を支える構図をなす。

文化的足跡

ギリシア語の bia は現代語でも「暴力」を意味し続けている。神格としてよりも、概念そのものとして生き延びた語である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q237224 — 骨格データの出典
Commons
Bia (mythology) — 図像カテゴリ