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ガネーシャ
PLATE — गणेश
BHARATA · ヒンドゥー神話
गणेश

ガネーシャ

ガナパティ · ヴィナーヤカ · 聖天(日本)

anonymous PUBLIC DOMAIN

ヒンドゥー教で広く親しまれる神の一柱。象頭をもち、障害を除く神として事の始めに祀られ、学問と知恵を司る。シヴァとパールヴァティーの子とされ、鼠を乗物とする。

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解説

概要

ガネーシャ(गणेश / Ganesha)は、象の頭と人の体をもつ姿で知られるヒンドゥー教の神である。ガナパティ(眷属の長)とも呼ばれ、シヴァと女神パールヴァティーの子とされる。「障害を除く神(ヴィグネーシュヴァラ)」として、また裏を返せば障害を課す神として、儀礼・旅立ち・著述・商売など、あらゆる事の始めに最初に祈られる。同時に学問と知恵、文筆を司り、今日もインドを中心に篤く崇拝される。

神話・物語

象頭の由来は複数の伝承に分かれ、いずれか一つが正しいとは言い難い。最も流布するのはシヴァ神話の一系統で、パールヴァティーが沐浴の間の見張りとして自らの体から生んだ少年が、事情を知らぬシヴァと衝突して首を刎ねられ、悲嘆する妻のためにシヴァが最初に見つけた象の首を据えた、と語る(『シヴァ・プラーナ』などに見える異伝)。一方『ブラフマーヴァイヴァルタ・プラーナ』は、土星神シャニの視線が幼子の首を焼いたためだと説く。生まれつき象頭であったとする伝えもあり、由来譚の多様さ自体がこの神の広い人気を映している。

折れた片方の牙については、聖仙ヴィヤーサが叙事詩マハーバーラタを口述した際、その書記を務めたガネーシャが筆の代わりに自らの牙を折って書き続けたとする伝えがよく知られる。ほかに、英雄パラシュラーマとの争いで牙を失ったとする説もある。

図像と象徴

ガネーシャの図像は、象頭・太鼓腹・四本(ないし複数)の腕によって一目で識別できる。手には投げ縄(障害を捉える)と鉤棒(導く)を執り、折れた牙を持ち、もう一手で信者を招く印を結ぶ。好物の菓子モーダカを捧げ持つ姿も多く、その甘さは修行の果報を表すとされる。乗り物は小さな鼠で、巨躯の象頭と対をなし、大小いずれの障害にも通じる神格を示す。南インドの銅像から北インドの細密画まで表現は幅広く、本項の図版は18世紀バソーリー派の細密画で、蓮を手にした華やかな姿を伝える。

系譜と関係

父シヴァ、母パールヴァティー、兄弟に軍神スカンダ(カールッティケーヤ)を置く家族神話の中で、ガネーシャは知の子、スカンダは武の子として対照される。ヴィシュヌ・シヴァ・ブラフマートリムールティには属さないが、宗派を超えて祀られ、シヴァ派・ヴィシュヌ派いずれの寺院でも入口を守る。仏教の伝播とともに東アジアへ渡り、日本では密教の尊格「歓喜天(聖天)」として受容された。これは外来の神が習合の過程で組み替えられた例であり、二体が抱擁する双身の像容など、インドのガネーシャとは異なる独自の展開を遂げている。

文化的足跡

ガネーシャは今日、祭礼ガネーシュ・チャトゥルティーで大規模に祀られ、粘土像を水に還す習俗とともに親しまれている。学問と門出の守り神として、書物の巻頭や新規開業の場に姿を見せる文化的存在でもある。日本の創作作品では『Fate/Grand Order』『女神転生』シリーズなどに登場するが、これらは原典の神話とは別個の翻案である点に留意したい。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承点線=異伝・別系統

गणेश
ガネーシャ
ヒンドゥー神話
Ridhi
配偶者
Sidhi
配偶者
収載データなし
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資料

Wikidata
Q1579 — 骨格データの出典
Commons
Ganesha — 図像カテゴリ