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PLATE — मरीचि
BHARATA · ヒンドゥー神話
मरीचि

マリーチ

マリーチ仙 · マーリーチャ · Marichi

ブラフマーの心から生まれたリシで、神々とアスラ双方の父カシュヤパの父にあたる。名は「光線」を意味する。ヴェーダには現れず、父称マーリーチャによって存在が知られる。

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解説

概要

マリーチ(サンスクリット मरीचि Marīci)は、古代インド神話のリシ(聖仙)である。

神々(デーヴァ)とアスラの双方を生んだカシュヤパの父とされる。プラジャーパティの一人であり、サプタルシ(七聖仙)の一人に挙げられることもある。

神話・物語

「マリーチ」は普通名詞では「きらきらした光、光線」を指す。仏教の摩利支天(マーリーチー)も同語源だが、両者に関係はない。

カシュヤパは『リグ・ヴェーダ』のいくつかの讃歌の作者とされ、9.114の讃歌では本文中に言及がある。その父称はマーリーチャであり、「マリーチの子」を意味する。ただしマリーチ本人はヴェーダに現れない。

ラーマーヤナ』第2巻によれば、アーカーシャ(虚空)からブラフマーが生まれ、ブラフマーからマリーチが生まれ、マリーチからカシュヤパが生まれ、カシュヤパから太陽神ヴィヴァスヴァットが生まれ、ヴィヴァスヴァットから人類の祖マヌが生まれた。

マハーバーラタ』第1巻によれば、マリーチはブラフマーの心から生まれたリシの一人である。マリーチからカシュヤパが生まれ、カシュヤパはダクシャの娘アディティを妻として十二のアーディティヤ神群を生んだ。

カシュヤパの父とされる以外、マリーチがインド神話に登場することは少ない。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。

この聖仙が担うのは、系譜の一段という機能である。ブラフマー——マリーチ——カシュヤパ——ヴィヴァスヴァット——マヌ。宇宙の創造から人類の祖までを結ぶ鎖の、二番目の環にあたる。

名が「光線」を意味することも、この位置に対応する。虚空から生まれた創造神の心から、光が生じ、そこから生類の父が生まれる。抽象から具体へ降りていく過程が、名の系列に写されている。

関わる神格・伝承

父はブラフマー、子はカシュヤパ。孫にあたるアーディティヤ神群とダイティヤが、それぞれ神々とアスラの祖となる。

『アグニ・プラーナ』第114章は、妻ダルマヴラターをめぐる挿話を伝える。マリーチが帰宅して妻に足を揉むよう命じ、そのまま眠り込んだ。そこへブラフマーが客として訪れたため、妻はもてなすために席を離れる。目覚めたマリーチは妻がいないことに怒り、石になれと呪った。この石がガヤーの聖地の起源とされる。

文化的足跡

ガヤーは今日もヒンドゥー教の重要な巡礼地であり、祖先供養(ピトリ・パクシャ)の中心地である。その起源が、聖仙の妻が石に変えられた話に帰されている。

日本語圏では、摩利支天との語源上の関係で名が挙げられることがある。ただし両者は別の神格であり、混同すべきではない。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q241908 — 骨格データの出典