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金毘羅権現
PLATE — 金毘羅権現
YAMATO · 日本神話
金毘羅権現

金毘羅権現

こんぴらごんげん · 金毘羅大権現 · こんぴらさん

金毘羅大権現図/CC BY-SA 3.0 CC BY-SA 3.0

ガンジス川の鰐の水神クンビーラが象頭山に飛来したとされる神仏習合の神。本地は不動明王ほか諸説。海上交通の守り神として船乗りに信仰され、江戸時代の金毘羅参りは伊勢参りと並んだ。天狗の姿で表される。

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解説

概要

金毘羅権現(こんぴらごんげん)は、香川県琴平町の象頭山に天竺から飛翔し鎮座した山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神であり、本地仏は不動明王千手観音十一面観音など諸説ある。

明治初年の神仏分離・廃仏毀釈が行われた以降は、大物主とされた。その神仏分離以前は讃岐国象頭山松尾寺金光院(現在の金刀比羅宮)が別当として奉斎し、讃岐の金毘羅大権現を総本宮とし日本全国の金毘羅宮および金毘羅権現社に勧請され祀られていた。

由来

象頭山松尾寺普門院の縁起によれば、大宝年間に修験道の役小角が象頭山に登った際、天竺毘比羅霊鷲山に住する護法善神金毘羅(クンビーラ)の神験に遭ったのが開山の由来との伝承から、これが象頭山金毘羅大権現になったとされ、不動明王を本地仏とした。

クンビーラは元来、ガンジス川に棲む鰐を神格化した水神で、日本では蛇型とされる。クンビーラはガンジス川を司る女神ガンガーのヴァーハナ(乗り物)でもあることから、金毘羅権現は海上交通の守り神として信仰されてきた。とりわけ舟乗りから信仰され、一般に大きな港を見下ろす山の上で金毘羅宮、金毘羅権現社が全国各地に建てられた。

クンビーラは十二神将の宮毘羅大将と同一とされる。

江戸時代の金毘羅参り

江戸時代、金毘羅参りは伊勢参りと並ぶ庶民の大旅行であった。「金毘羅船々」の民謡が示すように、船で瀬戸内海を渡って参詣した。飼い犬に代参させる「こんぴら狗」の習俗もあった。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、金毘羅大権現の図である。

天狗の姿で表されることが多い。象頭山には金剛坊という天狗が住むとされ、金毘羅権現はこの天狗と重ねられた。鰐の神が天狗の姿をとるという変容は、修験道の山岳信仰を経たことによる。

インドの鰐の水神が、日本で海の守護神になるという経路が、この神を規定する。ガンジス川の鰐が、瀬戸内海の船乗りを守る。

関わる神格・伝承

本地は不動明王ほか。垂迹は明治以降大物主とされた。クンビーラ、十二神将の宮毘羅と同源。

文化的足跡

金刀比羅宮は今日も年間数百万人の参詣者を集め、「こんぴらさん」の名で親しまれている。海上安全の神として、船舶の守護札は今日も授与される。

なお日本の仏教と神道は今日も信仰されている生きた宗教であり、本項の記述はその尊格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q167077 — 骨格データの出典