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PLATE — 𐬵𐬀𐬊𐬨𐬀
PERSIA · ペルシア神話
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ハオマ

ホーム · フーム · ハオマ草

ゾロアスター教の神酒であり、それを神格化したヤザタ。搾って捧げられる植物の汁は生命力を活性化するとされ、インドのソーマと同源である。

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解説

概要

ハオマ(アヴェスター語 haoma)は、ゾロアスター教の祭式に用いられる神酒であり、それを司るヤザタでもある。中期ペルシア語でホーム、新ペルシア語でフーム。インドのソーマと同源で、インド・イラン共通期に遡る古い祭式の要素である。植物であり、その汁であり、同時に神格でもあるという三重の性格をもつ。

神話・物語

『ヤスナ』9–11章、通称ホーム・ヤシュトが伝える場面は印象深い。早朝、火を清めて聖句を唱えるザラスシュトラの前に、ハオマが姿をとって現れ、自らを搾って捧げるよう求める。ザラスシュトラが誰が最初にそれを行ったのかと問うと、ハオマは四人の名を挙げる。ウィーワンハント、アースウィヤ、スリタ、そしてプルシャースパである。

四人はそれぞれ報いとして子を授かった。ウィーワンハントにはジャムシード、アースウィヤにはフェリドゥーン、スリタにはガルシャースパとウルワーフシュ、プルシャースパにはザラスシュトラ自身。祭式の起源を語る物語が、そのままイランの英雄と預言者の系譜になっている。祭りが人を生んだ、という構えである。

図像と象徴

金色の身体をもち高山の頂に坐すと語られるが、この神格を表した造形は伝わらない。本サイトが主画像を掲げないのはこのためである。この神格が目に見える形をとるのは、像としてではなく祭具としてであった。乳鉢と乳棒、濾し器、供えられる枝——祭壇に並ぶこれらの器物が、そのまま神格の現れとして扱われる。

原植物の同定には定説がない。エフェドラ属とする説が広く行われるが、ほかの植物を挙げる説も繰りかえし提出されてきた。実物は早くに手に入らなくなったらしく、今日の儀礼ではエフェドラの枝やザクロの枝が用いられている。

世界海ヴォウルカシャの中ほどに立つ白きハオマ、すなわちガオケレナ(「牡牛の角」の意)は、食せば癒しをもたらし、死者を蘇らせるとされる巨木である。悪霊が蜥蜴と蛙を放ってこれを害そうとしたが、十匹のカラ魚が守ったと伝えられ、この木にはシームルグが巣を作るともいう。

系譜と関係

ゾロアスター教において酒は狂騒をもたらすものとされ、憤怒の魔神アエーシュマの領分に置かれる。そのなかでハオマだけが神聖な酒として扱われ、アシャ・ワヒシュタに属するとされた。同じ「酒」が、教義のなかで正反対の位置に振り分けられていることになる。ガオケレナは不死の霊アムルタートと結ばれ、終末の刷新に際して調えられる不死の飲料はここから生じると説かれる。

文化的足跡

ヴェーダのソーマとの対応は、インド・イラン共通期の祭式を復元する手がかりとして繰りかえし論じられてきた。祭式の中心にある飲み物が、二つの宗教で別々の道をたどった経緯そのものが、比較の材料になっている。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q1340569 — 骨格データの出典