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フレイヤ
PLATE — FREYJA
NORÐR · 北欧神話
FREYJA

フレイヤ

フレイア · フレーヤ

John Bauer PUBLIC DOMAIN

北欧神話でもっとも名高い女神。愛と美、豊穣と黄金、魔術セイズを司るヴァン神族の一員で、戦死者の半ばを迎える死の女神でもある。

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解説

概要

フレイヤ(Freyja)は、北欧神話でもっとも名高い女神である。名は古ノルド語で「淑女」を意味する。海の神ニョルズを父に、フレイを兄(あるいは弟)にもつヴァン神族の一員で、愛と美、豊穣と黄金、そして魔術セイズを司る。戦においては、討たれた者の半ばを迎える死の女神でもある。

神話・物語

フレイヤの夫はオーズという神で、しばしば遠く旅に出て姿を消す。夫を慕って流す涙は赤い黄金に変わると伝えられ、二人のあいだには「宝」を意味する名をもつ娘フノスとゲルセミがいる。

戦死者をめぐる伝承では、フレイヤの役割は大きい。『グリームニルの歌』によれば、戦場に斃れた者の半分は彼女の領する野フォールクヴァングへ迎えられ、残る半分をオーディンがヴァルハラへ受け取るという。主神と戦死者を分かち合う点に、この女神の重みがうかがえる。また、彼女はヴァン神族の魔術セイズをアース神族へ伝えた者ともされる。

その美貌ゆえ、フレイヤは巨人たちに繰り返し欲される。『スリュムの歌』では、雷神トールの鎚を盗んだ巨人スリュムが返還の条件にフレイヤを妻に求め、怒った女神に代わってトールが花嫁を装う羽目になる。神々の城壁を築いた巨人の職人も、報酬としてフレイヤを要求した。

図像と象徴

フレイヤの標章は、四人の小人が鍛えた首飾りブリーシンガメンである。彼女はまた、まとえば鷹となって飛べる羽衣をもち、これをロキが幾度も借り受ける。移動には二匹の猫が曳く車を用い、時に猪ヒルディスヴィーニにまたがるとも語られる。古代の図像は乏しく、猫と首飾り、鷹の羽衣をまとう可憐な女神の姿は、もっぱら近代の画家たちの筆によって描かれてきた。本図もその一例である。

系譜と関係

父はニョルズ、兄はフレイ、いずれもヴァン神族に属し、アースとヴァンの和睦の際にアース神族のもとへ移った。夫はオーズ、娘はフノスとゲルセミ。オーディンの妃フリッグとは、名も性格も近いことから、もともと一柱の女神に遡るのではないかとする説が古くからある。愛の女神という性格は各文化に通じるが、その横断的な比較は愛と美の神が受け持つ。

文化的足跡

フレイヤは、豊穣と愛、富と死という一見相容れぬ領分をあわせもつ複雑な女神として、北欧神話のなかでも際立つ。ワーグナーの楽劇をはじめ後世の芸術に取り上げられ、FGO・女神転生など現代の創作にもたびたび登場する。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承点線=異伝・別系統

FREYJA
フレイヤ
北欧神話
オーズ
配偶者
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資料

Wikidata
Q1647325 — 骨格データの出典
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Freyja — 図像カテゴリ