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財神
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SINÆ · 中国神話・道教
財神

財神

ざいしん · 財神爺 · 文財神

台南・祀典武廟の財神と土地公の像/CC BY 2.0 CC BY 2.0

中華圏で財をもたらす神の総称。文財神(比干・陶朱公)と武財神(趙公明・関羽)に分かれる。比干は心臓を抉られた忠臣で、心がないゆえに公平に財を配るとされる。旧暦正月五日に爆竹を鳴らして迎える。

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解説

概要

財神(ざいしん、Cáishén)は、中華圏で財をもたらす神々の総称で、財神爺とも呼ばれる。特定の一柱ではなく、伝説上の人物や神々が財神として祀られており、文の財神(文財神)と武の財神(武財神)に分ける整理が広く行われている。

神話・物語

文財神として祀られる一人は、殷の紂王の叔父の比干である。紂王の暴政をいさめて心臓をえぐり出されて死んだ忠臣で、心がないために偏りがなく、公平に財を分け与えると説明される。もう一人は陶朱公こと范蠡で、越王勾践に仕えて呉を滅ぼしたのち身を退いて商人となり、三度富を築いて三度それを人々に分け与えたと伝えられる。

武財神として最も広く祀られるのは趙公明である。明代の小説『封神演義』では殷の側について周と戦い、討たれたのち、財を招く四柱の神を率いる役に封じられた。この五柱をまとめて五路財神と呼ぶこともある。もとは疫病の神であったとされ、財神への転身はこの小説を通じて広まった。三国時代の武将関羽も、信義を重んじる商いの守り神として武財神に数えられ、算盤を考案したという伝説まで生まれた。

旧暦正月五日は「迎財神」の日で、この日を五路財神の誕生日とする地方も多い。爆竹を鳴らして財神を迎え、商店はこの日から店を開く。

図像と象徴

財神は、官服をまとい、馬蹄形の銀塊(元宝)や如意を手にした福々しい姿で描かれることが多い。趙公明は黒い顔で黒い虎にまたがり、鞭を手にする武将の姿をとる。春節に門や壁に貼る年画には、財神が宝の湧き出る鉢(聚宝盆)や金銭の木とともに描かれ、「恭喜発財」(富を得ますように)の句が添えられる。

本サイトの主画像は、台南の祀典武廟に祀られた財神と土地公の像である。

系譜と関係

文財神に比干・范蠡、武財神に趙公明・関羽が数えられる。土地公とともに商家に祀られることが多い。日本の七福神のうち、大黒天や恵比寿と職能を分け合う。

文化的足跡

「恭喜発財」は、今日も春節の挨拶として広く交わされる。財神の像や絵は、中華圏の商店や家庭の神棚で今も祀られている。

なお中国の民間信仰と道教は今日も継承されている生きた信仰であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q1322674 — 骨格データの出典