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女媧
PLATE — 女娲
SINÆ · 中国神話・道教
女娲

女媧

女媧氏 · 媧皇 · 女希氏

新疆ウイグル自治区博物館蔵(アスターナ古墳出土、唐代) PUBLIC DOMAIN

中国神話の母なる創造神。黄土をこねて人をつくり、天が崩れたときには五色の石を練って天を修復したと伝えられる。人首蛇身の姿で、兄にして夫の伏羲と対をなす。

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解説

概要

女媧(じょか、Nǚwā)は、中国神話における母なる創造神である。人類をかたどって生み出し、また崩れかけた天地を繕った女神として崇められ、三皇五帝のうち三皇に数える伝えもある。人首蛇身の姿で描かれ、兄にして夫とされる伏羲と一対で語られる。男女の縁を定めた媒神(ばいしん)=婚姻神としての性格ももつ。

神話・物語

女媧をめぐる神話は、大きく「造人」と「補天」の二つが核をなす。

造人譚では、後漢の応劭『風俗通義』が、女媧が黄土をこねて人をかたちづくったと伝える。手ずから一体ずつ造るうちに手が回らなくなり、縄を泥に浸して引き回し、飛び散った泥から多くの人を生んだ——手で造った者が貴人に、縄から生じた者が凡人になったとする件(くだり)は、身分の別を語る後世の潤色とみられる。

補天譚は前漢の『淮南子』覧冥訓に見える。太古、天を支える柱が折れて天は西北に傾き、大地は裂けて水火が荒れ狂った。女媧は五色の石を練って蒼天の破れを補い、大亀の足を切り取って四方の極を支え直し、黒竜を斬って氾濫を鎮め、葦(あし)の灰を積んで溢れる水をせき止めたという。天地の破局を修復する救済者としての姿である。後の伝えでは、この天の破れを、水神・共工が怒って不周山に触れ天柱を折ったことに帰す。

図像と象徴

女媧の図像もまた人首蛇身を基本とし、伏羲と尾を絡めて並ぶ漢代の画像石に典型を見る。手には円を描く規(コンパス)を執り、方形を引く矩(さしがね)をもつ伏羲と対をなす。規と矩はあわせて「きまり」を意味し、円い天と方(ほう)なる大地に秩序を与える一対の道具として、女媧を宇宙の造形者に位置づける。日輪と月輪、北斗などの星辰を配する構図も多い。唐代のアスターナ古墳出土の絹絵は、絡み合う蛇身の上に日月星辰をちりばめた代表作である。補天の主題は後世の絵画で、石を掲げて天を仰ぐ女神として繰り返し描かれた。

系譜と関係

女媧は伏羲の妹にして妻とされ、両者は人類の始祖として一対で語られる。造人と婚姻を司ることから、生殖と家庭を守る母神・媒神として民間の信仰を集めた。補天の物語では、天柱を折った水神・共工が敵役として現れる。

文化的足跡

補天神話は文学にも深く根を下ろした。清代の長編小説『紅楼夢』は、女媧が天を補った際に用いず余った石が、意識をもつ通霊宝玉となって人の世に下る、という発端から説き起こされる。人をつくり天を繕う女神という主題は、現代の小説・映像・ゲームにもしばしば取り上げられている。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承点線=異伝・別系統

雷神
華胥
女娲
女媧
中国神話・道教
伏羲
伏羲
配偶者
雷神
華胥
女娲
女媧
中国神話・道教
収載データなし
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資料

Wikidata
Q641632 — 骨格データの出典
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Nüwa — 図像カテゴリ