国譲りを経て、天照大神の孫にあたるニニギが、葦原中国を治めるために高天原から地上へ降ったとする物語。『古事記』『日本書紀』ともに神代の要となる一段に置く。ニニギは八尺勾玉・鏡・草薙剣の三種の宝を託され、五伴緒と呼ばれる神々を従え、天の八衢では猿田彦の先導を受けて、日向の高千穂の峰に降り立つ。降臨の地とされる高千穂については、宮崎県高千穂町とする説と、宮崎・鹿児島県境の高千穂峰とする説が古くから並び立つ。『日本書紀』は本文のほかに複数の一書を並べ、降る主体をニニギとするか、その父の天忍穂耳尊とするかにも揺れがある。ここから、ニニギ・ホオリ・ウガヤフキアエズの日向三代を経て、神武東征へと物語は続く。
GLOSSARIUM · DESCENT OF THE HEAVENLY GRANDCHILD