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GLOSSARIUM · BESTIARY

動物寓意譚

中世ヨーロッパで作られた動物誌の写本。『フィシオロゴス』を核に、イシドールス『語源誌』などの記述を継ぎ足して膨らんだ。獅子や鷲といった実在の獣と、グリフォン・フェニックス・セイレーンなどの幻獣を区別せずに並べ、それぞれに寓意を添える。12〜13世紀のイングランドで豪華な彩飾写本が数多く作られ、そこに描かれた図像が、紋章・教会彫刻・後世の幻獣像の姿を事実上決定した。幻獣の見た目の出所を辿ると、多くはここに行き着く。アンフィスバエナが古代の記述では蛇にすぎなかったのに、写本の挿絵では脚と翼を備えた双頭の竜になっていくのは、その典型である。

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