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ヒッポリュトス
PLATE — ἹΠΠΌΛΥΤΟΣ
HELLAS · ギリシア神話
ἹΠΠΌΛΥΤΟΣ

ヒッポリュトス

ヒッポリュトス(神話) · ヒポリュトス · Hippolytos

ArchaiOptix CC BY-SA 4.0

テーセウスとアマゾーンの子。アルテミスのみを敬いアプロディーテーを軽んじたため、継母の恋と父の呪いによって死んだ。

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解説

概要

ヒッポリュトス(Ἱππόλυτος / Hippolytos)は、テーセウスとアマゾーンの女王アンティオペー(ヒッポリュテーとも)の子である。名は「馬に解き放たれた者」と読め、馬に引きずられて死ぬという結末を先取りしている。

彼を規定するのはアルテミスへの献身である。狩りと純潔だけを重んじ、アプロディーテーを軽んじた。一柱の神を選ぶことが他の神への侮辱になるという構造が、この人物の悲劇の全体を作っている。

神話・物語

エウリピデス『ヒッポリュトス』は、冒頭にアプロディーテーを立たせ、報復の計画を観客に告げさせる。継母パイドラーに恋を負わせ、それによって若者を滅ぼすというものである。彼自身は何も知らず、何もしていない。

乳母から継母の思いを聞かされた彼は、激しい言葉で女という存在そのものを罵る。恥じたパイドラーは縊れ、夫を欺くための書板を残した——義子に辱められた、と。

戻った父は書板を読み、ポセイドーンから与えられていた三つの願いのうち一つを使って息子を呪った。息子は弁明したが、アルテミスに立てた沈黙の誓いに縛られて真相を明かせない。追放され、海沿いの道を戦車で走っていた彼の前に、海から牡牛が現れる。驚いた馬が暴走し、彼は手綱に絡まって引きずられ、瀕死で運ばれた。

そこへアルテミスが現れ、父にすべてを告げる。父子は和解し、彼は息を引き取った。神が最後に真相を明かしに来るという結末は、この作品で神々が人間の上に立ち続けていることを示している。

後代の伝承では、アスクレーピオスが彼を蘇生させた。ゼウスが医神を雷で撃った理由の一つに数えられる。蘇った彼はアルテミスによってイタリアのアリキアへ移され、ウィルビウスの名で森の女神ディアーナの聖域を守ったという。ギリシアの英雄が、ローマ近郊の祭祀の由来として引き取られた例である。

図像と象徴

古代美術が描いたのは、ほぼすべて死の場面である。海から現れる牡牛、暴走する馬、引きずられる若者——動きの多いこの主題は絵にしやすく、南イタリアの壺絵とローマの石棺で繰り返された。

本ページの主画像は前4世紀のアプリア赤絵式ヴォリュート・クラーテール(ダレイオスの絵師、大英博物館 1856,1226.1)で、この場面を描く。石棺では、狩りに出る若者と書板を手にする継母を対に配し、そのあとに墜落の場面を続ける構成が用いられた。

トロイゼーンには彼の聖域があり、パウサニアースによれば、婚礼を前にした娘たちが髪の一房を切って捧げる習わしがあった。純潔のまま死んだ若者に、結婚に入る娘が別れの供物を捧げるという対応である。神話が実際の通過儀礼と結びついていた例にあたる。

系譜と関係

父テーセウス、母はアマゾーンの女王アンティオペーあるいはヒッポリュテー。継母パイドラー、異母兄弟にアカマースとデーモポーン。

父方の祖母はアイトラー、父方の祖父はアイゲウスあるいはポセイドーン。彼を殺す牡牛を送ったのがポセイドーンであることは、祖父が孫を殺すという読みを可能にする。

文化的足跡

エウリピデスの現存作は前428年の上演で一等を得た。散逸した第一作が不評であったため書き直されたという伝えがあり、同じ詩人が同じ主題を二度扱った稀な例として知られる。

セネカ『パエドラ』、ラシーヌ『フェードル』を経て、この物語は継母の恋の型として西洋文学に定着した。旧約聖書のヨセフとポティファルの妻の挿話と同型であることも、古くから指摘されている。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q338201 — 骨格データの出典
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Hippolytus (mythology) — 図像カテゴリ