PLATE — GNÁ
NORÐR · 北欧神話
GNÁ
グナー
グナ · グネーヴァル · Gná
北欧神話の女神で、フリッグの使いとして諸世界へ赴く。空も海も駆ける馬ホーヴヴァルプニルに乗る。「ギュルヴィたぶらかし」には、空を駆ける姿を見たヴァン神族の問いに「われは飛ばず、されど行く」と韻文で答え、馬の血統を明かす場面がある。
01
解説
概要
グナー(古ノルド語 Gná)は、北欧神話の女神である。アース神族の一員で、女神フリッグの使いとして他の世界へ赴く。
空も海も駆けることのできる馬ホーヴヴァルプニル(「蹄を投げる者」)に乗る。
神話・物語
『ギュルヴィたぶらかし』第35章で、高き者が十六柱のアーシュニュル(女神)を紹介する。グナーはその十四番目(フリッグを一番目に数えて)に挙げられ、フリッグが用を言いつけてさまざまな世界へ遣わすと記される。
あるときヴァン神族の何者かが、空を駆けるグナーの姿を見て、その名を問うた。
あれは何が飛ぶのか 何が行くのか あるいは空を進むのか
グナーは韻文で答え、そのなかで自らの馬ホーヴヴァルプニルの血統を明かした。
われは飛ばず されど行き 空を進む ホーヴヴァルプニルに乗りて ハムスケルピルがガルズロヴァに得たるものに
空高く駆けるグナーに由来して、高く駆けるものはグネーヴァルと呼ばれるという。
図像と象徴
本サイトが掲げるのは、カール・エミール・デープラーの挿絵《フリッグとその侍女たち》である。右端の人物がグナーであろうと解されている。
19世紀には、ローマのファーマ(噂・名声の女神)と同源ではないかとする説が出されたが、今日は支持されていない。
系譜と関係
主はフリッグ。同じくフリッグに仕える女神としてフッラとフリーンが挙げられる。
02
領分・別名
03