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PLATE — DIEVAS
SLAVI · スラヴ神話
DIEVAS

ディエヴァス

ディエヴス · デベステーヴス · ディーヴス

バルト神話の原初の最高神。光と天と繁栄を司り、宇宙の創造者とされた。印欧祖語の天父神 *Dyēus の直系で、キリスト教化後は「神」を指す語になった。

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解説

概要

ディエヴァス(リトアニア語 Dievas、ラトビア語 Dievs およびデベステーヴス「天の父」、古プロイセン語 Diews)は、バルト神話の原初の最高神である。ペルクーナスと並ぶ最重要の神格の一柱であり、ポトリンポの兄弟にあたる。

光と天と繁栄と富の神であり、神々の支配者にして宇宙の創造者とされた。印欧祖語の至高の天父神 *Dyēus——語根 *deiwo- に由来する——の直系の後継である。原バルト語形は *Deivas であった。

本サイトでは、バルトの神格を体系区分の都合上スラヴの項目としてまとめている(当DBに baltic のコードがないため)。

神話・物語

ディエヴァスにはディエヴォ・スーネリアイ(リトアニア語)あるいはディエヴァ・デーリ(ラトビア語)と呼ばれる二人の息子がおり、「天の双子」として知られる。印欧語族に広く分布する双子神の一例である。

より古い時期の *Deivas は、単に輝く日中の天蓋そのものを指していた。他の印欧語の神話と同じである。この天体としての性格は、ラトビアの民謡に現れる「太陽が神のもとへ沈む」(Saule noiet dievā)といった言い回しに今も残っている。

古いリトアニアの宗教における神性の観念は、現代の研究者にとってなお明瞭ではない。汎神論的な構えを想定する研究者は少なくない。その想定によれば、宇宙の中核をなす単一の神的存在が認められ、その神とは異なる位相にある複数の神的存在——言い換えれば単一の神の位格——が認められ、さらに単一の神がより低い次元に低位の存在の姿で直接関与することが認められる。後代の史料はこの神に人の姿のみを与えるが、それはキリスト教が加えた制限かもしれない。語られる顕現には慎み、公正、純潔、繊細といった特徴があり、古代リトアニア人の道徳上の優先順位がうかがえる。

ただしこの理解は、古いリトアニアの異教における万神殿や神々の会議という構想を排除する。

19世紀初頭の歴史家テオドル・ナルブトは、リトアニア神話における万神殿の存在を自明の前提とした。彼の史料の信頼性の低さと、リトアニアの民間伝承の明白な資料と解釈が食い違うことは後に批判されたが、その神話体系は絵画的かつ詳細に提示され、一部の研究者の思考に影響を残した。

ギンタラス・ベレスネヴィチウスは、ディエヴァスが活動しない神的存在——デウス・オティオースス——の位置に退いたと述べ、バルト人のあいだでこの神への祭祀が実際に行われていたかを疑わしいとした。

図像と象徴

図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。像を作って拝む祭祀の形跡が乏しいことも、その理由の一つである。

象徴として決定的なのは、名そのものである。*Dyēus に遡る名を持つ神は、ギリシアのゼウス、ローマのユーピテル、ヴェーダのディヤウス、ゲルマンのテュールと同じ語根を共有する。ヒンドゥーの神々を指すデーヴァも、同じ印欧祖語の語根の産物である。

バルト諸語がこの語形を最もよく保存したこと自体が、比較神話学における重要性の理由である。同時に、名が最もよく残った一方で、この神をめぐる物語がほとんど伝わらないという事態も、バルトの資料状況を端的に示している。

関わる神格・伝承

ペルクーナスとポトリンポと並ぶ。バルトの主要な神格としては、大地の女神ジェミナ、太陽の女神サウレ、運命の女神ライマらがいる。

ゼウス、ユーピテル、ディヤウスと同じ語根に発するが、それらと同一の神とみなすことはできない。同源であることと同一であることは別の事柄である。

文化的足跡

ラトビアとリトアニアのキリスト教化以降、そして現代に至るまで、この語はキリスト教の神を指す語として用いられている。英語で pre-Christian のバルトの至高神を指す場合に Dievas という語を用いるのは、この事情による。リトアニア語とラトビア語では、今日の主要な世界宗教が理解する意味での「神」を指す語でもある。

異教の最高神の名が、そのままキリスト教の神の名になった。ヨーロッパの多くの言語で起きたのと同じ現象だが、バルト諸語ではその語形が印欧祖語にきわめて近いまま残っている点が特異である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q667840 — 骨格データの出典
Commons
Dievas — 図像カテゴリ