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PLATE — CREDNE
CELTAE · ケルト神話
CREDNE

クレーニュ

クレズネ · クレドネ · Credne

トゥアハ・デ・ダナーンの金銀細工師。ゴヴニュ、ルフタとともに技芸の三神をなし、武具の金具を作った。

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解説

概要

クレーニュ(Creidhne、古アイルランド語ではクレズネ)は、アイルランド神話におけるトゥアハ・デ・ダナーンの金銀細工師である。金だけでなく青銅と真鍮も扱った。

鍛冶のゴヴニュ、木工のルフタとともに、トリー・デー・ダーナ(技芸の三神)と総称される。フォモール族との戦いでトゥアハ・デが用いた武器を作ったのはこの三人であった。

神話・物語

第二次マグ・トゥレドの戦いにおける三人の働きは、流れ作業として描かれる。ゴヴニュが三度の槌打ちで槍の穂先を仕上げ、ルフタが柄を投げ渡し、クレーニュが鋲を打って留める。彼が受け持ったのは、刀の柄頭、槍の石突、楯の縁金といった金具の類である。武器の要となる部分ではなく、それを一つに留める部分を担っている。

ヌアザが第一次マグ・トゥレドの戦いで腕を失ったとき、医神ディアン・ケヒトとともに銀の腕を作ったのも彼である。動き、常の腕と変わらぬ働きをする義肢であった。のちにディアン・ケヒトの子ミアハがこれを生身の腕に取り替えることになるが、義肢そのものは金属細工の技として語られている。

最期は『アイルランド来寇の書』に付された詩が伝える。快い工匠クレーニュは湖のような海、不吉な淵に溺れた——スペインからアイルランドへ、高貴な黄金の宝を運ぶ途上のことであったという。工匠が材料を求めて海を渡り、そこで死ぬという結末は、金銀細工の材が外から来るものであったことを映している。

図像と象徴

図像は伝わらず、当サイトも主画像を掲げない。

この神に結びつく標識は、鋲と留め金である。神話における工匠の分業がここまで細かく書かれる例は多くない。穂先を打つ者、柄を削る者、それを留める者。三人がそれぞれ別の材と別の道具を持ち、一本の槍が三人の手を経て仕上がる。技芸の三神という呼び名は、その工程そのものを神格化したものといえる。

系譜と関係

兄弟はゴヴニュとルフタ。三人でトリー・デー・ダーナをなす。別の稿本では、ゴヴニュ・クレーニュ・ディアン・ケヒトの三人で数えられることもある。

なお、この名は同名の女戦士クレズネ(Creidne)としばしば混同される。フィアナ物語群に現れる別人であり、両者を結ぶ資料はない。日本語の紹介でも取り違えが見られるため、区別が必要である。

文化的足跡

トゥアハ・デ・ダナーンという名は「技芸の女神ダヌの一族」と解されることが多いが、ダーナ(dána)を「技芸の」と読むならば、この一族の名を最もよく体現するのは技芸の三神のほうだという指摘がある。ジョン・マクラウドは、ダグザの三人の子より、ゴヴニュ・ルフタ・クレーニュの三人こそ「ダナンの神々」の呼び名にふさわしいと述べた。武器を作る者が神の一族の名を負うという読みである。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q1139438 — 骨格データの出典