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チマルマン
PLATE — CHĪMALMĀ
AZTECA · アステカ神話
CHĪMALMĀ

チマルマン

チマルマ · 盾の手

Codex Laud, folio 39 PUBLIC DOMAIN

アステカ神話の女神。ミシュコアトルの配偶とされ、トルテカの王にして神ケツァルコアトルを産んだと伝えられる。名は「盾の手」と解される。

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解説

概要

チマルマン(Chīmalmā)は、アステカ神話の女神である。チマルマとも呼ばれる。名の意味は確定していないが、ナワトル語の「盾(chīmalli)の手(māitl)」と解するのが通説である。トルテカの王にして神、セ・アカトル・トピルツィンケツァルコアトルの母として語られる。

神話・物語

ケツァルコアトルの誕生をめぐる伝承は資料ごとに異なるが、父をミシュコアトル、母をチマルマンとするものが最も多い。

『1558年の写本』の記述は簡潔である。ウィツナワクへ赴いたミシュコアトルの前に、チマルマンは衣をまとわず立ちはだかった。ミシュコアトルは二度、その股の間へ矢を射た。そののち彼女を得て交わり、身ごもらせたという。

別伝はこれを求婚譚として語る。モレロスの谷で狩りをしていたミシュコアトルは彼女を見初めたが、近づくことができず、怒って五本の矢を射かけた。チマルマンは素手でそのすべてを受け止め、「盾の手」の名を得た。二人は結ばれたものの子を授からず、ケツァルコアトルの祭壇で祈った彼女は、司祭の言に従って小さな玉を呑み込んで懐胎した。玉を呑んで身ごもるという筋は『チマルポポカ文書』にも見え、そこで呑まれたのは翡翠である。この伝えでは、ミシュコアトルはテスカトリポカの企てによって殺され、故郷テポストランへ逃れたチマルマンは、トピルツィンを産み落として息絶える。

『1558年の写本』には、二頭の牝鹿の姿をとる二柱の女神が女に変じて男を誘う説話があり、その一柱がチマルマン、もう一柱がイツパパロトルである。武の女神という相と、母神という相が、この女神には併存している。

系譜と関係

母をシワコアトルその他の地母神とする伝もあり、ケツァルコアトルの母は一柱に定まらない。アステカがトルテカの権威を自らの系譜へ引き入れる過程で、この女神の位置づけも動いたとみられる。ショロトルの母とする伝もある。またアストランを発ったメシカに随伴した霊であるとする口承も残る。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承点線=異伝・別系統

収載データなし
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チマルマン
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資料

Wikidata
Q1621750 — 骨格データの出典