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バウ
PLATE — 𒀭𒁀𒌑
SVMER · メソポタミア神話
𒀭𒁀𒌑

バウ

ババ · バブ · Bau

バウを表す石碑の断片(新シュメール期、ルーヴル美術館蔵 AO4572) PUBLIC DOMAIN

ラガシュの主要な女神で、生命を与える神から癒しの女神へと職能を広げた。夫はニンギルス、のちキシュではザババ。犬を象徴とし、グラ・ニンイシナ・ニンカラックと並ぶ癒しの女神群をなす。神殿経済が国家の中枢にあった。

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解説

概要

バウ(Bau、ババ、バブとも)は、メソポタミアの女神である。その名の読みは研究者のあいだで議論の対象だが、今日ではバウが慣例的な綴りとされる。

当初は単に生命を与える神格——場合によっては人類の創造と結びつけられた——とみなされたが、前三千年紀から二千年紀の過程で、癒しの女神の役割も獲得した。神的な助産婦と記されえた。

祭祀

ラガシュとギルスの資料では、バウの夫はニンギルスであった。その子には、イガリム、シュルシャガといった神格がいる。

ラガシュ国家においてバウは主要な女神であり、その神殿は広大な所領を持ち、王妃がその経営を担った。前24世紀の支配者ウルイニムギナ(ウルカギナ)の時代の文書は、この神殿の経済が国家の中枢にあったことを示す。グデアの円筒碑文Bは、完成したニンギルスの神殿にバウが迎えられる様子を描き、ラガシュでは年の初めに二神の婚礼が祝われたと考えられている。

古バビロニア期にキシュに導入されたのち、バウはザババの妻とみなされるようになった。

図像と象徴

癒しの女神としてのバウの象徴は犬である。癒しの女神に共通する象徴であり、犬が傷を舐めることの観察に基づくとされる。イシンのグラ神殿からは、多数の犬の埋葬が発掘されている。

本サイトの主画像は、ラガシュの都ギルス(現テッロー)から出土した、バウを表す石碑の断片である(新シュメール期、前2100年頃、ルーヴル美術館蔵 AO 4572)。

系譜と関係

バウは、グラ、ニンイシナ、ニンカラックと並ぶメソポタミアの癒しの女神群の一柱である。これらの女神は徐々に習合し、後代にはグラの名で総称されるようになった。

文化的足跡

ラガシュのバウ神殿の経済文書は、シュメールの神殿経済を知る最も重要な資料群の一つである。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

フル系図ページを開く →
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資料

Wikidata
Q431958 — 骨格データの出典