テオニム THEONYM · 世界神話アーカイブ 神格を検索
PLATE — AUÐR
NORÐR · 北欧神話
AUÐR

アウズ

アウズル · アウド · ウン

夜の女神ノートとナグルファリの子。スノッリのエッダに一度言及されるのみ。名は「富」とも「死」とも読め、父を死者の船の擬人化とみるかで解釈が分かれる。

01

解説

概要

アウズ(古ノルド語 Auðr)は、北欧神話の人物である。夜の女神ノートと夫ナグルファリのあいだに生まれた息子である。

『ギュルヴィたぶらかし』第10章に一度言及されるのみで、それ以上のことは伝わらない。

神話・物語

伝えられる事績はない。ノートの三人の夫それぞれとのあいだの子を列挙する箇所に、その名が現れるだけである。

古ノルド語のアウズには三通りの原義があるとされる。

一つは「荒れ果てた」「空虚な」。二つ目は「富」「所有物」。三つ目は「運命」「死」である。通常は二番目の意味、すなわち「富」と解される。

しかし父ナグルファリを、ラグナロクの際に死者の爪で造られる船ナグルファルの擬人化とみる立場からは、別の読みが導かれる。この場合アウズの名は三番目の意味に取られ、「夜の闇と死者の船のあいだに生まれた死」と解釈されることになる。

図像と象徴

図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。

系譜と関係

母はノート、父はナグルファリ。異父の兄弟姉妹にヨルズ(父はアンナル)とダグ(父はデリング)がいる。

なお、古ノルド語・アイスランド語のアウズ(現代綴りアウズル)は女性の人名としても広く用いられ、アイスランドの入植者アウズ・イン・ジュープーザガをはじめ、同名の人物が多い。本項が扱うのは神話上の男性の人物である。

02

領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

★
AUÐR
アウズ
北欧神話
収載データなし
フル系図ページを開く →
04

資料

Wikidata
Q2629826 — 骨格データの出典