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アンドロマケー
PLATE — ἈΝΔΡΟΜΆΧΗ
HELLAS · ギリシア神話
ἈΝΔΡΟΜΆΧΗ

アンドロマケー

アンドロマケ · アンドロマック · Andromakhe

Dosseman CC BY-SA 4.0

ヘクトールの妻。落城で夫と子を失い、敵将の子ネオプトレモスの奴隷となったのち、ヘレノスの妻となった。

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解説

概要

アンドロマケー(Ἀνδρομάχη / Andromakhē)は、ヘクトールの妻で、アステュアナクスの母である。キリキアのテーベー王エーエティオーンの娘であった。

彼女は失う側の物語を最後まで生きる。父と七人の兄弟をアキレウスに殺され、夫を同じ男に殺され、子をその男の息子に殺され、そしてその息子の奴隷となる。ギリシア悲劇が捕囚となった女たちを主題にするとき、中心に置かれるのはたいてい彼女である。

神話・物語

イーリアス』第6巻の別れの場面が、彼女の名を不朽にした。城門で夫に会った彼女は、自分にはもう父も兄弟もなく、あなただけが父でも母でも兄でもあると言い、城壁の外へ出ないでほしいと乞う。夫は「トロイアの男たちの前で戦わずにいることはできない」と答え、幼子を抱こうとして兜の羽根飾りに泣かれ、兜を脱いで笑う。彼女が家に戻り、侍女たちとともに夫を悼み始めるところで場面は閉じる——夫はまだ生きている。

落城の夜、子アステュアナクスは城壁から投げ落とされて殺され、彼女はアキレウスの子ネオプトレモスの分捕りとなった。エウリピデス『トロイアの女』はこの場面を扱う。

その後の伝承は錯綜する。ネオプトレモスとの間にモロッソスらを生んだが、ネオプトレモスがメネラーオスの娘ヘルミオネーを娶ると、その嫉妬によって命を狙われた。エウリピデス『アンドロマケー』はここを主題とする。ネオプトレモスの死後、彼女は夫の弟ヘレノスの妻となり、エーペイロスで暮らした。ウェルギリウス『アエネーイス』第3巻では、アイネイアースがカーオニアを訪れてこの二人と再会し、彼女がトロイアの記憶を守って暮らしている姿を見る。

図像と象徴

古代美術が選んだのは、ほぼ第6巻の別れの場面である。本ページの主画像は前340年頃のターラント産アプリア赤絵式ヴォリュート・クラーテール(ベルリン旧博物館)の細部で、出陣する夫との別れを描く。この形のクラーテールは墓の副葬品として作られており、別れの場面が葬礼の器を飾ったことになる。

落城後の彼女——子を奪われ連れ去られる姿——は、南イタリアのイーリオウペルシス図に現れる。生前の幸福と捕囚の対比が、そのまま図像の二極をなしている。

系譜と関係

父エーエティオーン、兄弟七人はいずれもアキレウスに討たれた。夫はヘクトール、次にネオプトレモス、次にヘレノス。子はアステュアナクス、モロッソス、ケストリーノスら。

モロッソスはエーペイロスのモロッシア人の名祖とされ、後代のエーペイロス王家——ピュロスを含む——は彼を通じてアキレウスとトロイア王家の双方に系譜を遡らせた。滅ぼした側と滅ぼされた側の血が一つの王統に合流している。

文化的足跡

ラシーヌの悲劇『アンドロマック』(1667年)は、エウリピデスとセネカを踏まえつつ、亡夫への貞節と子の命の板挟みという主題に集中させた。フランス古典悲劇の代表作の一つであり、この人物の近代的な像を決定づけた。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q19376 — 骨格データの出典
Commons
Andromache — 図像カテゴリ