古代エジプトの都テーベで、アメンを父、ムトを母、コンスを子として組まれた三神一組。三柱を家族として括る編成は各地の神殿にあり、メンフィスのプタハ・セクメト・ネフェルトゥム、コム・オンボのセベク・ハトホル・コンスなどが知られる。三神が一体として文証されるのはハトシェプスト女王の治世からで、それ以前にアメンと対をなしていたのはアマウネトであった。ただしムトとコンスはカルナックにそれぞれ独立した神域と神官団をもち、アメンの名と直に並べて呼ばれることは多くない。家族という枠は、もとから在った三柱を後から結び直したものである。
GLOSSARIUM · THEBAN TRIAD