5世紀以降のインドで展開した宗教実践の体系と、その聖典群を指す。ヴェーダとは別系統の権威に立ち、真言(マントラ)、観想、曼荼羅、印契を組み合わせて、行者が神格と一体化することを目指す。身体と欲望を離れるべきものとせず、修行の場として積極的に用いる点に特徴があり、忿怒尊や骸骨の意匠が多用されるのもそのためである。シヴァ派・シャークタ派の各流派が独自の体系を作り、仏教にも取り込まれて金剛乗(ヴァジュラヤーナ)となった。
GLOSSARIUM · TANTRA
5世紀以降のインドで展開した宗教実践の体系と、その聖典群を指す。ヴェーダとは別系統の権威に立ち、真言(マントラ)、観想、曼荼羅、印契を組み合わせて、行者が神格と一体化することを目指す。身体と欲望を離れるべきものとせず、修行の場として積極的に用いる点に特徴があり、忿怒尊や骸骨の意匠が多用されるのもそのためである。シヴァ派・シャークタ派の各流派が独自の体系を作り、仏教にも取り込まれて金剛乗(ヴァジュラヤーナ)となった。