前1世紀のローマによる征服から後5世紀にかけて、ガリアで形成されたケルト系とローマ系の混成的な文化を指す語。宗教の面では、現地の神格がローマの神名と並べて祀られるインテルプレタティオ・ロマーナ、ローマ式の祭壇と碑文の採用、現地固有の持物を保った神像の制作などに現れる。ベルン近郊ムーリの青銅像群のように、ユーピテルら首都の神々とアルティオのような地方の女神が同じ聖所に並ぶ例はその典型である。ケルトの信仰が置き換えられたのでも純粋に保たれたのでもなく、ローマの形式のなかで語り直された過程として理解されている。
GLOSSARIUM · GALLO-ROMAN