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太上老君
PLATE — 太上老君
SINÆ · 中国神話・道教
太上老君

太上老君

たいじょうろうくん · 道徳天尊 · 混元老君

太上老君の画像 PUBLIC DOMAIN

老子が神格化された道教の神で三清の一柱。太清境に住み、五斗米道の張陵の時に神となったとされる。唐の皇室は老子を祖先として尊崇した。老子が西へ去って釈迦になったとする「老子化胡説」の主体。

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解説

概要

太上老君(たいじょうろうくん)は、道教の神の一人である。別名を道徳天尊、混元老君、降生天尊、太清大帝ともいう。

道教の始祖とみなされる老子が神格化されたもので、道教の最高神格である三清の一柱。元始天尊の応身の神格とされ、あるいはその十号の一つに数えられる。

性格

地上では崑崙山、天上では道教における天上界の最高天のひとつ太清境に住するとされる。

『抱朴子』の記述によれば、その姿は口が烏に類し、耳の長さは七寸あり、額には縦筋が三本あったとされ、神仙の風貌で描かれている。

老子の神格化

道家の祖として老荘思想を説いた老子が道教の神となったのは、五斗米道の開祖である張陵の時であるとされる。

後漢の于吉のもとに現れて啓示を与えたのに始まり、六朝から唐代にかけては盛んに顕現するようになった。唐の皇室は姓が李であり、老子(李耳)を祖先として尊崇したため、太上老君の地位は国家的に高められた。

実在の思想家が神になり、王朝の祖先とされるという経緯である。

老子化胡説

「老子化胡説」は、老子が西方へ去って胡(インド)に至り、そこで釈迦となって仏教を説いたとする説である。道教が仏教に対する優位を主張するために唱えられた。

これに対し仏教側は、老子が釈迦の弟子迦葉の化身であるとする説をもって反論した。

宗教間の優劣が、神格の系譜として争われた例である。元代に論争が決着し、化胡経は焚書とされた。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、太上老君の画像である。

三清の向かって左(神から見て右)に坐し、扇を持つ姿で表される。白髭の老人の姿である。

『西遊記』において、太上老君は八卦炉で丹を煉り、孫悟空をこれに投じて焼こうとする。孫悟空は火眼金睛を得て炉を破った。

関わる神格・伝承

三清の一。老子の神格化。李鉄拐の師。

文化的足跡

『西遊記』を通じて、日本でも「太上老君」の名は広く知られる。中国各地の道観に太清宮が置かれ、老子を祀る。

なお道教は今日も信仰されている生きた宗教であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q1154683 — 骨格データの出典