PLATE — SALACIA
ROMA · ローマ神話
SALACIA
サラーキア
サラキア
ローマの海水の女神で、ネプトゥーヌスの妃。ギリシアのアムピトリーテーと同一視され、固有の神話はほとんど伝わらない。名は古代から salum(外海)に結びつけられ、アウグスティヌスはウァッロに拠って、沖へ引く波をサラーキア、岸に寄せる波をウェニーリアとする説を伝える。
01
解説
概要
サラーキア(Salacia)は、ローマ神話の海水の女神で、ネプトゥーヌスの妃とされる。ギリシアのアムピトリーテーと同一視された。ネプトゥーヌスはもともと淡水の神であったとする説があり、サラーキアも本来は湧き水にかかわる女神であったとみる研究者もいる。
神話・物語
固有の神話は伝わらない。サラーキアについて語られることのほとんどは、アムピトリーテーの物語をラテン語で言い換えたもので、トリートーンの母とされるのもその一環である。
名は古代から salum(外海、うねり)に結びつけられた。アウグスティヌス『神の国』(7.22)はウァッロに拠り、岸に寄せる波をウェニーリア、沖へ引く波をサラーキアとする説を伝えている。
図像と象徴
サラーキアの名を明示した古代の作例は乏しく、ローマのモザイクや壁画の海の女王は、ギリシアのアムピトリーテーの型をそのまま用いている。本サイトが掲げるのは、ヘルクラネウムの「ネプトゥーヌスとアムピトリーテーの家」のガラスモザイクで、サラーキア固有の姿ではなく、ローマの家を飾ったアムピトリーテー型の海の女王の像である。
系譜と関係
夫はネプトゥーヌス。ウェニーリアと対にして語られる。
文化的足跡
太陽系外縁天体の一つ(120347)に、この女神の名が与えられている。
02
領分・別名
INTERPRETATIO — 同一視・同源
ネプトゥーヌスがポセイドーンと重ねられるのに伴い、その妃サラーキアがアムピトリーテーと同一視された。サラーキアは本来は泉の水の精霊。
親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。
SALACIA
サラーキア
ローマ神話
NEPTUNUS
ネプトゥーヌス
配偶者
04