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レムス
PLATE — REMUS
ROMA · ローマ神話
REMUS

レムス

レムス · Remus

カピトリーノの牝狼像(双子はルネサンス期の付加) CC0

ロームルスの双子の弟。ともに牝狼に育てられたが、都市の場所をめぐる鳥占いで争い、兄の築く城壁を嘲って跳び越えたため殺された。境界を侵す者への罰がローマの最初の掟となった。

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解説

概要

レムス(Remus)は、ローマ神話におけるロームルスの双子の弟である。ローマ市とローマ王国の建国に至る出来事の物語は、ロームルスによるレムス殺害を経て語られる。幼い双子に乳を与える牝狼の図像は、少なくとも前3世紀以来、ローマ市とローマ人の象徴である。

物語はローマ建国(前753年)以前に設定されているが、最も古い記録は前3世紀後半のものである。物語の歴史的な根拠の可能性と、その地方的変異の解釈は、今日も議論の対象である。

神話・物語

ロームルスとレムスは、ローマの七つの丘の近くの多くの古いラテン都市の一つアルバ・ロンガに生まれた。母レア・シルウィアはウェスタの処女であり、弟アムリウスによって廃された前王ヌミトルの娘であった。一部の資料では、レア・シルウィアはマールスに捧げられた聖なる森で神の訪れを受けて双子を身ごもった。

支配への脅威とみなしたアムリウス王は双子を殺すよう命じ、二人はテヴェレ川の岸に棄てられた。河神ティベリーヌスに救われ、牝狼と啄木鳥——マールスの聖獣——の世話を受け、羊飼いファウストゥルスに拾われた。

成長した双子はアムリウスを倒し、祖父を復位させ、自らの都市を建てるために戻った。しかし場所と名をめぐって争った。鳥占いで、レムスはアウェンティーヌスの丘から六羽の禿鷹を見、ロームルスはパラティーヌスの丘から十二羽を見た。

ロームルスが城壁を築き始めたとき、レムスはこれを嘲って跳び越えた。ロームルス——あるいはその部下ケレル——がレムスを殺した。別の伝えでは、双方の支持者の乱闘のなかでレムスが死んだという。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、カピトリーノの牝狼像である。双子の像はルネサンス期の付加とされる。

殺される側の双子という位置が、この人物を規定する。レムスは都市の共同創建者になるはずでありながら、城壁を越えたことで殺される。境界を侵す者への罰が、ローマの最初の掟である。

レムスの死をめぐる複数の版——ロームルスが殺した、ケレルが殺した、乱闘で死んだ——は、建国者の兄弟殺しをどう受け止めるかというローマ人の躊躇を示している。

関わる神格・伝承

双子の兄はロームルス。父はマールス、母はレア・シルウィア。

レムスの名は、アウェンティーヌスの丘のレモリアという地名に結びつけられた。死者の霊を鎮めるレムリア祭も、レムスの霊に由来するという民間語源がある。

文化的足跡

レムスは、正当な創建者になりえた者として、後世に繰り返し再解釈された。ロームルスの正統性を疑う議論において、レムスの死はローマの原罪として引かれる。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q2197 — 骨格データの出典