PLATE — ΠΟΛΎΜΝΙΑ
HELLAS · ギリシア神話
ΠΟΛΎΜΝΙΑ
ポリュムニアー
ポリュヒュムニアー · ポリュムニア · Polymnia
讃歌を司るムーサ。名は「多くの讃歌」を意味する。ヴェールを纏い、指を唇に当てて物思う姿で表される。
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解説
概要
ポリュムニアー(Πολύμνια / Polymnia、ポリュヒュムニアーとも)は、神々への讃歌を司るムーサである。名は「多くの」と「讃歌」を合わせた語にあたる。
九柱のなかで、彼女だけが沈黙の姿で表される。ヴェールを纏い、肘をつき、指を唇に当てて物思いに沈む——歌の女神たちのうち一柱が語らない姿を与えられていることは、讃歌が言葉になる以前の敬虔さを表すと解されてきた。
神話・物語
固有の逸話はほとんど伝わらない。エレウシースに農耕を伝えたトリプトレモスの母とする説、オルペウスの母とする説があるが、いずれも主流ではない。オルペウスの母は通常カリオペーとされる。
後代の整理では、讃歌のほかに雄弁術、農業、幾何学、瞑想までが彼女の管轄に数えられることがある。担当分野が定まりきらないのは、九柱への分業がもともと後付けであったことの現れである。
図像と象徴
持物を持たないことが持物である。ヴェールと物思う姿勢だけで見分けられる点は、九柱の図像体系のなかで例外的といえる。
本ページの主画像は、後2世紀前半のローマの《ムーサの石棺》(ルーヴル美術館 Ma475)に彫られた彼女である。ヘレニズム期の《ポリュムニアー像》の型を引くもので、同型の彫像がローマ期に数多く複製された。
系譜と関係
文化的足跡
沈黙して物思う姿という造形は、ルネサンス以降の寓意画で「黙想」や「雄弁の準備」を表す型として転用された。小惑星(33)ポリュヒュムニアにもこの名が与えられている。
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領分・別名
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