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PLATE — PḪ.T
AEGYPTVS · エジプト神話
PḪ.T

パケト

パケト · パクヘト · Pakhet

「引き裂く者」を意味する雌獅子の戦の女神。砂漠のワディの口を司り、鉄砲水の道を開く。ハトシェプストがベニ・ハサン近くに岩窟神殿を築き、ギリシア人はアルテミスと同一視してスペオス・アルテミドスと呼んだ。

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解説

概要

エジプト神話において、パケト(Pakhet、エジプト語 Pḫ.t、「引き裂く者」の意)は雌獅子の戦の女神である。

起源と性格

パケトは、砂漠の境界の水辺のワディ(涸れ谷)で狩る者たちに関係する、地方の雌獅子の神格「ワディの口の女神」である可能性が高い。別の称号は「嵐の雨の道を開く者」であり、これはおそらくこの地域の嵐によって狭い谷に生じる鉄砲水に関係する。

中王国においてエジプトの万神殿に現れた。バステトセクメトと同じく、雌獅子の女神の系列に属する。

スペオス・アルテミドス

ハトシェプスト女王(前1479〜1458年)は、ベニ・ハサン近くの崖に岩窟神殿を築き、パケトに捧げた。ギリシア人はこれを「スペオス・アルテミドス」(アルテミスの洞窟)と呼んだ。パケトをアルテミスと同一視したためである。

この神殿の碑文は、ヒクソス時代の破壊とその修復を語る歴史的資料として重要である。

周辺の岩窟からは、大量の猫のミイラが出土している。ローマ時代に猫の墓地として用いられたためである。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。雌獅子の頭を持つ女性、あるいは雌獅子そのものとして表される。

「引き裂く者」という名が、この女神を規定する。バステトが穏やかな猫の相を持つのに対し、パケトは荒々しい狩る獣である。

夜に砂漠を彷徨い、蛇を狩るとされた。エジプトの雌獅子の女神は、いずれも守護と破壊の両義性を持つ。

関わる神格・伝承

バステト、セクメト、マフデトと同じ雌獅子・猫の女神の系列。アルテミスと同一視された。

文化的足跡

スペオス・アルテミドスの碑文は、ハトシェプストの治世とヒクソス支配の記憶を伝える資料として、エジプト学において繰り返し論じられる。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q918104 — 骨格データの出典