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PLATE — נְפִילִים
ABRAHAMICA · 一神教の伝承
נְפִילִים

ネフィリム

ネフィリム · ネフィリーム · Nephilim

『創世記』6章に唐突に現れる巨人。天から落ちた者と解され、七十人訳が「ギガンテス」と訳して巨人の理解が定着した。『エノク書』では監視者と人の娘の子とされ、その暴虐が洪水の原因とされる。より古い神話の断片とみる説が有力。

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解説

概要

ネフィリムは、旧約聖書のいくつかの箇所と、のちのユダヤ教やキリスト教の文献に現れる謎めいた存在である。並外れた大きさや力と結びつけられ、ギリシア語訳の聖書では「巨人」と訳された。最初に現れる『創世記』6章1〜4節の記述はごく短く曖昧で、ネフィリムが何者なのかは説明されていない。のちに外典『エノク書』が、この短い一節を、天使と人間の娘たちから生まれた巨人の物語へと大きく広げた。

なお本サイトの分類では、アブラハムの体系に含めて扱う。

『創世記』6章の四節

『創世記』6章は、神の子らが人の娘たちの美しさを見て妻とし、その頃、地にネフィリムがいたと記す。神の子らと人の娘たちのあいだに生まれた者たちは、昔の勇士であり、名のある人々であったという。この四節は、大洪水の記述の直前に、短く唐突に置かれている。ネフィリムが何者なのか、なぜここに置かれているのかは記されていない。より古い伝承の名残が、編集の過程で削られて断片として残ったものとみる説が有力である。

名の解釈

「ネフィリム」は、「落ちる」を意味する動詞「ナーファル」に由来するとする解釈が一般的である。天から落ちた者、あるいは堕ちた者と解されるが、他の者を倒す者と解する説もある。紀元前3世紀以降に作られたギリシア語訳の聖書(七十人訳)がこれを「巨人」と訳したことから、巨人としての理解が定着した。

洪水のあとのネフィリム

『民数記』13章33節には、カナンの地を偵察した者たちが、「我々はそこでネフィリムを見た。我々は自分の目にいなごのように見えた」と報告する場面がある。洪水ですべてが滅んだはずなのに、ネフィリムがなお存在しているという食い違いは、古くから論じられてきた。この報告を、恐れからくる誇張とみる読み方もある。実際、この報告は物語のなかで不信仰として責められている。

『エノク書』の物語

外典『エノク書』は、この四節を大きな物語へと広げた。ネフィリムは、天使たち監視者と人間の娘たちのあいだに生まれた子とされ、その背丈は三千キュビトであったという。巨人たちは人間の作物を食べ尽くし、人間を食べ、ついには互いに食らい合った。その暴虐が、神が地を滅ぼす理由となった。身体は滅んでも霊は残り、それが悪霊になったとされる。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。旧約聖書に現れるほかの巨人たち、レファイムやアナクの子らとの関係が論じられてきた。これらの巨人は、イスラエルの人々に征服される、土地に先に住んでいた人々として描かれている。

関わる神格・伝承

監視者の子であり、レファイムと結びつけられる。

ダビデに倒されたペリシテの巨人ゴリアテも、征服される側の巨人の型に属する。

文化的足跡

ネフィリムは、19世紀以降の疑似考古学や現代のオカルトで繰り返し取り上げられてきた。巨人の骨が見つかったと主張する言説は今も後を絶たないが、いずれも学術的な根拠を欠いている。

なおユダヤ教・キリスト教・イスラームは今日も信仰されている生きた宗教であり、本項の記述はその伝承と観念の歴史に関する学術的な整理である。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

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נְפִילִים
ネフィリム
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収載データなし
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資料

Wikidata
Q747737 — 骨格データの出典