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PLATE — मधु-कैटभ
BHARATA · ヒンドゥー神話
मधु-कैटभ

マドゥとカイタバ

マドゥ · カイタバ · マドゥスーダナの由来

ヴィシュヌの耳垢から生じた二人のアスラ。タマスとラジャスを体現し、ヴェーダを盗んで隠した。「自らの同意なしには死なない」という恩寵を言葉の罠で破られて討たれた。

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解説

概要

マドゥとカイタバ(मधु・कैटभ)は、ヒンドゥー教の聖典に現れる二人のアスラである。ヒンドゥーの宇宙論に関わる。

いずれもヴィシュヌがヨーガニドラー(瞑想的な眠り)の状態にあったとき、その耳垢から生じたとされる。

神話・物語

ヴィシュヌの臍から蓮が生え、その上に創造神ブラフマーが坐して宇宙の創造を思案していた。蓮の上に、ヴィシュヌが二滴の露を作る。一滴は蜜のように甘く、そこからタマス(暗質)を帯びたマドゥが生じた。もう一滴は硬く、そこからラジャス(激質)を帯びたカイタバが生まれた。

『デーヴィー・バーガヴァタ・プラーナ』によれば、二人は女神マハーデーヴィーに捧げる長い苦行を行い、ヴァーグビージャのマントラを用いた。女神は、自らの同意なしには死が訪れないという恩寵を与える。

驕った二人はブラフマーを攻撃し、ヴェーダを盗んでパーターラに隠れた。ブラフマーはヴィシュヌに助けを求め、これを目覚めさせるために讃えた。

目覚めたヴィシュヌは二人と戦う。しかし恩寵によって滅ぼすことができない。そこでヴィシュヌは策を用い、「望みを言え」と持ちかけた。二人が「望みを言うのはお前のほうだ」と傲慢に答えたところ、ヴィシュヌは「お前たちの死を望む」と告げる。約束に縛られた二人は、水のない場所で殺されることを条件に承知した。ヴィシュヌは自らの腿の上に二人を載せ、そこで首を刎ねたという。

『デーヴィー・マーハートミヤ』では、この場面がマハーカーリーの相に配される。ヴィシュヌの眠りを司る女神が、その眠りを解いて戦いを可能にする。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。

二人が三グナ(三つの属性)のうち二つを体現する点が、この物語の要である。マドゥがタマス(暗質・惰性)、カイタバがラジャス(激質・活動)。残るサットヴァ(純質)を体現するのはヴィシュヌ自身である。宇宙の三属性が、神と二人のアスラに配分されている。

恩寵の抜け道という構造も見逃せない。「自らの同意なしには死なない」という恩寵が、言葉の罠によって破られる。同じ型はターラカヒラニヤカシプの物語にも現れ、恩寵が正確に叶えられるがゆえにその正確さが逆用される。

関わる神格・伝承

討ち手はヴィシュヌ。マハーカーリーの相と結びつく。マドゥの名から、ヴィシュヌはマドゥスーダナ(マドゥを滅ぼす者)の添え名を得た。

ハヤグリーヴァの物語では、盗まれたヴェーダを取り戻すのが馬頭の化身とされる。同じ主題——ヴェーダの盗難と回復——が、複数の化身譚に配されている。

文化的足跡

マドゥスーダナは、今日もヴィシュヌの一般的な添え名である。『バガヴァッド・ギーター』において、アルジュナはクリシュナをこの名で繰り返し呼ぶ。

日本語圏では、ヴィシュヌの千の名の一つとして「マドゥスーダナ」が紹介されることがある。その由来となったアスラの物語まで語られることは少ない。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q6727398 — 骨格データの出典