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クー
PLATE — KŪ
OCEANIA · ポリネシア神話
KŪ

クー

クー (ハワイ神話) · クーカーイリモク · Kū

Lebrac CC BY-SA 3.0

ハワイ四大神の一柱で戦・政治・農耕・漁の神。クーカーイリモク(土地を奪う者)の相では人身供犠を受けた唯一の神である。カメハメハ1世がハワイ統一の守護神として奉じた。

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解説

概要

クー(Kū)は、カーネ、ロノ、カナロアとともにハワイの宗教の四大神をなす神である。数多くの称え名で祀られ、なかでも名高いのが戦の相をあらわすクーカーイリモク(「土地を奪う者」)である。その儀礼にだけ人身供犠が含まれていたことが、ほかの三柱との大きな違いであった。

鳥の羽毛で覆った神像(アクア・フル・マヌ)のなかには、クーを表すと考えられているものがある。

信仰

ハワイの神の観念に固有の多重性により、クーは従属的な顕現を指す多くの名で呼ばれる。森と雨のクー(クー・モク・ハリイ「土地に広がるクー」、クー・カ・オヒア・ラカ「オヒア・レフアの木のクー」)、農耕と漁のクー(クー・ウラ「海の豊かさのクー」)、戦のクー(クー・ヌイ・アーケア「至高のクー」、クー・カーイリモク)、呪術のクー(クー・ワハ・イロ「蛆を落とす口のクー」)などである。

戦、政治、農耕、漁の神とされる。女神ヒナの夫であり、クーとヒナは男と女の原理の対として、太陽の昇りと沈み、東と西、右と左に対応する。

一年のうち八か月、ルアキニ(神殿)はクーに捧げられ、厳格なカプ(禁忌)が課された。残る四か月はロノのマカヒキ祭の期間であり、戦と不要な労働が禁じられた。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、18世紀の羽毛の神像クーカーイリモクである。籐の骨組みに赤と黄の鳥の羽毛を貼り、真珠貝の眼と犬の歯を持つ。カメハメハ1世がハワイ統一に際して奉じた戦の神像として知られる。

クーカーイリモクの像は現存が数体にとどまり、大英博物館、ビショップ博物館、ピーボディ・エセックス博物館などに収められる。歯を剥いた口と、突き出た眼が、この神の戦の相を示している。

関わる神格・伝承

妻はヒナ。カーネ、カナロア、ロノとともに四大神をなす。

マオリのトゥーマタウエンガと同源とされる。戦の神という性格が両者に共通する。

文化的足跡

カメハメハ1世は、クーカーイリモクを自らの守護神として掲げ、1795年までにハワイ諸島を統一した。1819年、その子リホリホがカプ制度を廃止し、伝統宗教は公的には終焉した。

2010年、ビショップ博物館、大英博物館、ピーボディ・エセックス博物館の三体のクー像が、ホノルルで初めて一堂に展示された。

なおハワイの伝統信仰は、今日も一部で継承されている。

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領分・別名

INTERPRETATIO — 同一視・同源
トゥ・マタウエンガ ポリネシア神話 同源
マオリ語 Tū とハワイ語 Kū は同源(ポリネシア祖語 *Tuu)。いずれも戦の神。

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

収載データなし
収載データなし
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資料

Wikidata
Q2560490 — 骨格データの出典