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グズルーン
PLATE — GUÐRÚN
NORÐR · 北欧神話
GUÐRÚN

グズルーン

グドルーン · クリームヒルト · Gudrun

エドワード・バーン=ジョーンズ下絵の木版(W・モリス『ヴォルスングのシグルズ』ケルムスコット・プレス版、1898年) PUBLIC DOMAIN

シグルズの妻で、ゲルマン英雄伝説の中心人物。北欧の伝えでは、兄たちに夫を殺されたのちフン族の王アトリに嫁ぎ、アトリが兄たちを殺すと、二人の子を殺して夫に食べさせ、館に火を放った。ドイツの『ニーベルンゲンの歌』のクリームヒルトは、逆に夫の仇を討つため兄弟を滅ぼす。

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解説

概要

グズルーン(Gudrun、古ノルド語 Guðrún)あるいはクリームヒルト(中高ドイツ語 Kriemhilt)は、シグルズ/ジークフリートの妻であり、ゲルマンの英雄伝説と文学における主要な人物である。

その起源を、フン族のアッティラの最後の妻イルディコや、メロヴィング朝の二人の王妃(アウストラシアのブルンヒルダとフレデグンド)の争いに求める説がある。

神話・物語

ギューキ王の娘グズルーンは、母グリームヒルドが与えた忘れ薬によってブリュンヒルドの記憶を失ったシグルズと結婚した。兄グンナルがブリュンヒルドに求婚したとき、火の壁を越えたのは、姿を変えたシグルズであった。のちにグズルーンとブリュンヒルドが川で髪を洗いながら夫の優劣を言い争い、グズルーンがその真相を明かしてしまう。辱めに耐えかねたブリュンヒルドはグンナルにシグルズを殺させ、自らもその火葬の薪に身を投じた。

グズルーンはのちにフン族の王アトリ(アッティラ)と結婚した。アトリはニーベルングの黄金を欲しがり、グズルーンの兄グンナルとホグニを招いて殺した。グズルーンは復讐を果たした。アトリとのあいだの二人の子を殺してその心臓を料理して父に食べさせ、頭蓋骨を杯にした。そしてアトリを刺し、館に火を放ったのである。

ドイツの『ニーベルンゲンの歌』では、クリームヒルトが夫ジークフリートの仇を討つために兄弟を滅ぼす。北欧の版では反対に、兄弟の仇を討つために夫を殺す。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、館に火を放つグズルーンを描いた木版で、エドワード・バーン=ジョーンズがウィリアム・モリス『ヴォルスングのシグルズ』(ケルムスコット・プレス版、1898年)のために下絵を描いた。

子を殺して父に食べさせる話は、ギリシアのプロクネーやアトレウスの物語にも見える。

系譜と関係

夫はシグルズ、次いでアトリ、次いでヨーナクル。兄はグンナルとホグニ。娘はスヴァンヒルド。

文化的足跡

ワーグナー『ニーベルングの指環』のグートルーネは、この人物に基づく。ウィリアム・モリス『ヴォルスングのシグルズ』(1876年)も、この物語を英語の叙事詩として扱った。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

ギューキ
『ヴォルスンガ・サガ』
グリームヒルド
『ヴォルスンガ・サガ』
GUÐRÚN
グズルーン
北欧神話
SIGURÐR
シグルズ
『ヴォルスンガ・サガ』・『グリーピルの予言』
アトリ
『アトリの歌』・『ヴォルスンガ・サガ』: シグルズの死後の二番目の夫
ヨーナクル
『グズルーンの扇動』・『ヴォルスンガ・サガ』: 三番目の夫
◆
ギューキ
『ヴォルスンガ・サガ』
◆
グリームヒルド
『ヴォルスンガ・サガ』
★
GUÐRÚN
グズルーン
北欧神話
◆
アトリ
『アトリの歌』・『ヴォルスンガ・サガ』: シグルズの死後の二番目の夫
◆
ヨーナクル
『グズルーンの扇動』・『ヴォルスンガ・サガ』: 三番目の夫
収載データなし
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資料

Wikidata
Q1257834 — 骨格データの出典
Commons
Kriemhild — 図像カテゴリ