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四龍
PLATE — FOUR DRAGONS
SINÆ · 中国神話・道教
FOUR DRAGONS

四龍

四龍 · 天龍 · 神龍

E. T. C. Werner『中国の神話と伝説』(1922年)挿絵 PUBLIC DOMAIN

中国の龍を働きによって四つに分ける、近代の概説書に見られる分類。神々の宮殿を守る天龍、風雨を起こす神龍、川や泉を司る地龍、地下の宝を守る伏蔵龍からなり、伏蔵龍が地を破って出るとき火山ができるとされる。別に「龍生九子」の説もある。

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解説

概要

四龍は、中国の龍をその働きによって四つに分ける分類で、天龍、神龍、地龍、伏蔵龍の四種からなる。近代の概説書に広く見られる分類だが、中国の古典のどこに由来するかははっきりしない。中国神話・道教の体系に含め、四種が組をなすため群記事として扱う。龍の性質をめぐっては、このほかに「龍生九子」という説もよく知られている。

四つの龍

天龍は、天上の神々の宮殿を守る。神龍は、風を起こし雨を降らせる。地龍は、川や泉の流れを司る。

伏蔵龍は、地下に埋もれた宝を守る龍で、そこには天然の鉱物も、人が埋めた財宝も含まれる。天に報告するため伏蔵龍が地を破って出るとき、火山ができるとされる。伏蔵龍は霊力をもつ珠を持ち、これを最も大切にしている。瓦や浅浮彫には、仙人の乗り物となった伏蔵龍が描かれている。

龍生九子

これとは別に、龍には九匹の子があり、それぞれ姿と好みが異なるという「龍生九子」の説がある。好みに応じて、子たちは器物のさまざまな箇所に据えられた。

  • 重い荷を負うことを好む贔屓(龍亀)は、石碑の台座になった。
  • 遠くを望むことを好む螭吻は、屋根の棟の両端に置かれた。
  • 吼えることを好む蒲牢は、梵鐘の吊り手になった。
  • 煙と火を好む狻猊は、香炉の脚に据えられた。

九子の一覧は明代の文献に現れるが、名と順序は資料によって異なる。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、E・T・C・ヴェルナー『中国の神話と伝説』(1922年)の挿絵で、龍神を描いた図である。

系譜と関係

龍王、応竜、龍馬と並ぶ、龍をめぐる伝承の一つである。

文化的足跡

「神龍」の語は、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』で、願いをかなえる龍の名(シェンロン)に用いられている。

なお道教と中国の民間信仰は今日も信仰されている生きた伝統であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q16242181 — 骨格データの出典