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如意輪観音
PLATE — चिन्तामणिचक्र
DHARMA · 仏教の尊格
चिन्तामणिचक्र

如意輪観音

にょいりんかんのん · チンターマニチャクラ · 救世菩薩

飛鳥園(『東洋美術』1930年) PUBLIC DOMAIN

観音菩薩の変化身で六観音の一尊。願いをかなえる如意宝珠と煩悩を破る法輪を持ち、右膝を立て頬に手を当てて思惟する六臂の坐像で表されることが多い。観心寺・神呪寺・室生寺の像は日本三如意輪観音と呼ばれる。

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解説

概要

如意輪観音(梵 Cintāmaṇicakra チンターマニチャクラ)は、仏教における信仰対象である菩薩の一尊で、観音菩薩の変化身の一つとして六観音に数えられる。三昧耶形は如意宝珠と紅蓮華、種字はキリーク(hrīḥ)。日本では如意輪観音菩薩、大梵深遠観音などとも呼ばれ、「救世菩薩」の名もある。

信仰

如意は如意宝珠(チンターマニ)、輪は法輪(チャクラ)の略で、如意宝珠の三昧に住して意のままに説法し、六道の衆生の苦を抜き、世間と出世間の利益を与えることを本意とする。如意宝珠はすべての願いをかなえるものであり、法輪はもと古代インドの武器チャクラムが転じて、煩悩を破る仏法の象徴となったものである。六観音の役割では天上界の衆生を救うとされる。日本では近世、十九夜講の信仰の対象ともなった。

図像と象徴

如意輪観音像は、原則として坐像か半跏像で、立像はごく少ない。右膝を立てて坐る輪王座の六臂像が多いが、まったく異なる二臂の像もある。六臂像は、六本の手のうちの二本に尊名の由来である如意宝珠と法輪を持つ。

六臂像の代表作である大阪・観心寺の本尊像(9世紀、国宝)では、右第一手を頬に当てて思惟の相を示し、右第二手は胸前で如意宝珠を、右第三手は外に垂らして数珠を持つ。左第一手は体の脇に下げて掌で光明山を押さえ、左第二手は蓮のつぼみを、左第三手は指先で法輪を支える。主画像はこの観心寺の像である。

二臂像としては、滋賀・石山寺の秘仏本尊や、奈良・岡寺の本尊が名高い。奈良・中宮寺の半跏思惟像は古くから如意輪観音と呼ばれてきたが、造られた当初の尊名は明らかでなく、弥勒菩薩として造られた可能性が高い。

系譜と関係

観音菩薩の変化身で、六観音の一尊である。十一面観音、准胝観音、馬頭観音らと並ぶ。

文化的足跡

観心寺、兵庫・神呪寺、奈良・室生寺の像は「日本三如意輪観音」と呼ばれる。滋賀・園城寺、京都・醍醐寺、京都・頂法寺(六角堂)など、如意輪観音を本尊とする寺院は多い。

なお仏教は今日も信仰されている生きた宗教であり、本項の記述はその尊格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q11446712 — 骨格データの出典